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藤井四段が指し納め 飛躍の年、最後白星で飾る

豊川孝弘七段に勝ち、対局を振り返る藤井聡太四段=28日夜、大阪市の関西将棋会館で

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 将棋の最年少棋士で中学3年の藤井聡太四段(15)=愛知県瀬戸市=が28日、タイトル戦の1つ王座戦の1次予選で豊川孝弘七段(50)と対戦し、109手までで快勝した。歴代の最多連勝記録を更新する活躍で注目を浴びた年の最後を、勝利で飾った。

 対局は大阪市の関西将棋会館であり、持ち時間は各5時間。振り駒で先手となった藤井四段は、緩急をつけた指し回しで戦いを優位に進めた。粘りを見せる豊川七段の玉に大駒と小駒の連携で力強く迫り、投了に追い込んだ。

 終局後は「今年はいろいろな経験をできて、大きな1年だった。最後の対局に勝ててよかった」。自身の成長した点について問われると「技術的には、以前より視野を広げて候補手をたくさん拾えているのかなと思います」と話した。

 藤井四段の次戦は1月6日。王位戦(中日新聞社主催)の予選トーナメント準決勝で、大橋貴洸(たかひろ)四段(25)と戦う。勝てば紅白リーグ入りをかけた予選決勝に進出し、谷川浩司九段(55)と対局する。

    ◇

「一歩一歩成長できる一年に」

 将棋界の枠を超えた大ブームを巻き起こした藤井四段が28日、“仕事納め”を迎えた。昨年のクリスマスイブのデビュー戦から65戦して55勝10敗と8割を超す勝率を保ち、驚異的なペースで白星を重ねる中学生棋士。この日も随所で妙手を放ち、プロとして大きく飛躍した1年を勝ち星で締めくくった。

 藤井四段は6月、デビュー以来無敗で29連勝を達成。歴代の最多連勝記録を30年ぶりに更新した。しかし勝ち進むにつれ、より強い相手が立ちはだかるように。今月23日には八大タイトル戦の1つの叡王(えいおう)戦の本戦で、トップ棋士の深浦康市九段(45)に惜敗。新人離れした活躍を見せる一方、タイトル獲得の難しさも味わった。

 新年初の対局は王位戦の予選で、プロ入り同期のライバル大橋四段と戦う。これに勝てば、子どものころから尊敬する谷川九段との初の対局が実現する。

 この日の対局後、「来年は今年の経験を糧として、一歩一歩成長できる1年になればと思います」と語った15歳。高校生になる2018年は年明けから、目の離せない戦いが待つ。(岡村淳司)

 

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