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囲碁・将棋

驚異の早指し 菅井、羽生破り王位 平成生まれ初タイトル

将棋の王位戦で羽生善治王位(左)を破り、初タイトルを獲得した菅井竜也七段=30日午後、徳島市で

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 平成生まれの棋士が初のタイトル奪取−。30日、徳島市の渭水苑(いすいえん)で指し継がれた将棋の第58期王位戦7番勝負(中日新聞社主催)の第5局は、菅井竜也七段(25)が鋭い寄せで羽生善治王位(46)=王座、棋聖=を下した。通算の獲得タイトル100期を目指す「絶対王者」羽生の前に、大胆な新構想で立ちふさがり、初挑戦で得た栄冠だ。=<1>面参照

 控室のベテラン棋士らも「見たことがない」という意表を突く手順で、菅井が三間飛車に構えた本局。積極的に動く羽生に対し、菅井は4五金(62手目)からさばきに出た。羽生は6一馬(81手目)と切って相手玉に迫るが、菅井は7六銀(88手目)から先手玉の包囲網を絞り、7八角(100手目)と挟撃して寄せ切った。

 大勢の決した最終盤。菅井は姿勢を正し、静かな手つきで5七に歩を成る。少し間を置いて羽生が「負けました」と投了を告げ、菅井は深々と一礼した。

 早指しが得意な菅井は、初の2日制タイトル戦でも自分のペースを変えなかった。本局も3時間半を残して午後3時ごろ決着。第4局では、持ち時間8時間の半分も使わずに完勝した。

 棋界最多の29連勝を達成した中学生棋士・藤井聡太四段(15)の活躍で、注目の高まる将棋界。新王位はその藤井四段と今月4日に対局し、退けている。今期の7番勝負では、開幕前から王位奪取の可能性もささやかれた若手の実力者だが、初タイトルの感想を問われても緊張のためか「ちょっと今はすぐに…」と硬い表情だった。

研究の戦型を指せた 菅井竜也新王位の話

 中盤は難しい展開でしたが、終盤に入る辺りでは少し指せるかと。勝ちを意識したのは最後の最後です。初の7番勝負では、自分の研究していた戦型が指せたのがよかったと思います。タイトル獲得について、今はまだ実感が湧きません。

自信のない展開続いた 羽生善治前王位の話

 構想力が問われる序盤でしたが、封じ手の辺りでは、こちらが失敗したかと感じていた。どこかで問題があったと思います。その後も自信のない展開が続きました。今シリーズは内容も悪かったので、結果は仕方がないです。

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