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前方部3段部、全体にふき石 各務原・坊の塚古墳

発掘調査で3段構造などが明らかになった坊の塚古墳=各務原市鵜沼羽場町で

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 各務原市埋蔵文化財調査センターは十八日、県内で二番目に大きい同市鵜沼羽場町の前方後円墳「坊の塚古墳」の前方部が三段部に整備され、全体にふき石が並べられていた、との調査結果を発表した。県内に三段以上の古墳は少なく、石の装飾も含め、埋葬者の権威がより裏付けられたという。

 坊の塚古墳は四世紀末〜五世紀初めに造られ、前方部の高さは約八メートル、後円部の高さは約十メートル、長さは百二十メートルにも及ぶ。調査は二〇一五年度から毎年実施し、第四次の今回は七月二十四日から前方部の構造や規模を調べた。

 埋蔵文化財調査センターの近藤美穂学芸員によると、古墳に段を造ることで、墳丘の斜面が崩れにくくなる。埋葬者の権威が高いほど段の数も増えるとされる。

 墳丘に並べられたふき石は白く、日に当たると輝きを放つチャートとみられる。古墳が各務原台地の南東端に位置することから、建造された当時は、木曽川を挟んだ愛知県犬山市からも古墳の存在が目立ったとも推測される。

◆22日に現地説明会

 このような大規模古墳が古代の各務原に造られた理由について、近藤学芸員は「鵜沼地区は、畿内から尾張に向かう古代の街道が通り、木曽川にも近い交通の要衝。周囲を治める豪族の地位も相当に高かったのでは」と説明する。二十二日には、第四次調査の現地説明会もある。(問)埋蔵文化財調査センター=058(383)1123

 (大山弘)

 

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