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豚コレラ、8月から感染の疑い 県の対応に疑問の声

豚コレラへの対応が話し合われた県家畜伝染病防疫対策本部の第3回本部員会議に出席した古田知事(左から2人目)=県庁で

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 家畜伝染病「豚コレラ」に感染していた豚が見つかった岐阜市内の養豚場で、すでに八月下旬に豚の血液から感染症が疑われる反応が出ていたことが明らかとなり、当時の県の対応への疑問がわき上がっている。

 「確認中だ」「検証する」。十二日、県家畜伝染病防疫対策本部の本部員会議後、今回の問題で豚コレラの情報を統括する立場の神門純一副知事は、対応の事実関係についての記者団の質問に、同じ答えを繰り返した。

 県はこれまで、九月三日に市の獣医師から死んだ豚の検査依頼を受けたことで異常の把握につながったと説明し、八月中の対応は公にしていなかった。

 この日の本部員会議で、九月三日より前の対応が初めて報告された。県中央家畜保健衛生所が八月二十四日に死んだ豚を血液検査したときは、「感染症の可能性はあるものの熱射病」と判断していた。

 感染はいつ始まり、ほかには広まっていないのか。今月九日に感染が確定して以降、県や市が異常を把握した時期やその際の対応、死んだ豚の頭数、養豚場の管理状況などについて、県の担当者の説明も揺れ続けた。

 県は、異変に気がついた時点で豚コレラの可能性が視野に入らなかったかを検証課題の一つに挙げた。今後、農林水産省とつくる疫学調査チームを増強し、感染源の調査も進める方針。併せて県内で豚かイノシシを飼育する全五十一農場に対し、異常がないか毎日報告するよう要請した。

 (杉浦正至、近藤統義)

 

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