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人間国宝の技法、色彩 県現代陶芸美術館で企画展

萌葱色に金箔を貼った加藤土師萌の代表作を鑑賞する来館者=多治見市の県現代陶芸美術館で

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 美濃焼の発展に貢献した人間国宝の陶芸家、加藤土師萌(はじめ)(一九〇〇〜六八年)の作品を集めた企画展が八日から多治見市の県現代陶芸美術館で始まるのを前に、内覧会が七日に行われた。企画展は十一月四日まで。

 加藤土師萌は愛知県瀬戸市生まれ。二十六〜三十九歳に多治見市の県陶磁器試験場(県セラミックス研究所の前身)に勤務し、芸術性の高い陶磁器を送り出した。人間国宝の荒川豊蔵らとともに、昔の窯跡から発見された十六〜十七世紀の美濃桃山陶を研究したことでも知られる。

 緑や萌葱(もえぎ)色の明るい地に金箔(きんぱく)を貼り付けたつぼが代表作で、当時の先進的な色彩感覚だった。十六世紀中国の技法を再現しつつ、柔らかく浮き上がるような独自の模様を施した青白磁の鉢も目を引き、生涯を通じて新しい技術に挑戦したことが分かる。

 九月二十三日には人間国宝の加藤孝造さん(多治見市)が講演、二十四日には土師萌の器で茶を飲めるイベントもある(いずれも要予約)。観覧料は九百円(大学生七百円)。(問)同館=0572(28)3100

 (野瀬井寛)

 

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