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県内各地で続く停電、住民困惑 台風21号

台風21号の影響で停電が続く信号。警察官による交通整理が行われた=岐阜市岩崎で

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 県によると、台風21号の影響で県内では五日も広い範囲で停電が続き、復旧作業で徐々に回復したものの、午後四時時点でも約三万六千七百戸が停電したまま。各地で、市民生活が影響を受けた。

 本巣市神海の市国民健康保険本巣診療所は、四日午後三時半ごろから停電。五日は、朝の開院から正午ごろまで、訪れた生活習慣病を患う高齢者七〜八人に、電子機器を使わない診察を実施した。複数の薬を服用する患者向けに、普段は一回の使用分ごとに機械で袋に閉じる。この日は職員が一、二日分を手作業で分け、午後に患者に届けた。

 冷蔵保存が必要なワクチンは、根尾診療所に移した。担当者は「患者のデータが入ったパソコンが使用できず不便。会計処理もできない。早く復旧することを願うばかり」と話した。

 県によると、このほか県内の医療機関では四日以降、四施設が停電で自家発電に切り替えたが、五日朝までにそれぞれ復旧した。

 一方、県警によると、県内では五日午後三時の時点で、停電のため百二十六カ所の交差点で信号が消えた状態だった。午前十一時点で信号が消えたままの岐阜市岩崎一、国道256号と高富街道の交差点では岐阜北署員が四人で赤色停止棒を手に交通整理を行い、大きな混乱は見られなかった。

 高山市松之木町の「飛騨運転者講習センター」は、停電で午前八時半からの業務を停止。復旧して、再開できたのは午後一時だった。この間、県警のホームページや登録者あてのメールで通知し、知らずに訪れた人には職員が説明した。

 養老町瑞穂のスーパーセンターオークワ養老店では五日午前、入り口に「台風の影響による停電のため営業を休止させていただきます」と、臨時休業を知らせる張り紙を掲げ、従業員が来店客に事情を説明した。

 店長の椎木義樹さんは「店内は真っ暗で何もできない」。その後、午後四時ごろにようやく電気が復旧し、店は六日朝からの通常営業に向け、準備を進めた。

 岐阜市の網代小学校では五日、全校児童約六十人が登校したが、午前中は停電のため教室のエアコンが使えなかった。北川浩子校長は「窓を開けるなどして、できる範囲で対応した」と話した。

 

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