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郡上北高吹奏楽部、15人で二つ「金」

二つのコンクールで金賞を獲得した郡上北高吹奏楽部。15人の部員が北高サウンドを響かせた=郡上市の郡上北高で

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 郡上市白鳥町の郡上北高校吹奏楽部が、八月に開かれた二つのコンクールで金賞に輝いた。吹奏楽部は地域での演奏にも力を入れているが、生徒数が減少する中、部員はわずか十五人しかいない。フル編成の他校に比べると音量で大きなハンディを背負いながら、個人の技量に裏打ちされた美しいサウンドが高く評価された。

 吹奏楽部は六日に開かれた中部日本吹奏楽コンクール県大会で金賞を獲得。十日の県吹奏楽コンクール県大会でも金賞に輝き、聴衆を魅了した演奏に与えられる「きらめき賞」を同時に受けた。これだけの好成績は初めて。顧問の熊崎孝之教諭(40)は「成績が発表された時、みんなが大喜びで駆けよってきました」と話す。

 大会では、多くの学校がバンド編成の上限とされた三十人で臨んだ。郡上北高は半数の十五人しかいないため、一人が複数の楽器を受け持つなど、ぎりぎりの体制だった。それでも、息の合った演奏は音量の差を感じさせず、深みのあるサウンドが他校を圧倒した。

 吹奏楽部はコンクールだけでなく、郡上市内の高齢者福祉施設を訪れて演奏するなど、地道な活動を続けている。一人抜けても演奏が成り立たないため、部員は強い絆で結ばれた。ホルンの三年鷲見真歩さん(17)は「一人きりのパートだから責任を感じた。体調が悪い時以外、練習を休んだことはありません」と語る。

 部長の三年下島晴菜さん(18)=打楽器=は「みんなの思いが一つになったことで、北高サウンドが生まれたのだと思う。二つの金賞が決まった時には、すごくうれしかった」。もう一人の部長の同加藤純平君(18)=フルート=は「ちょっと騒がしい人もいたけれど、みんな仲が良かった。ひとりひとりの力をまとめられたことが金賞につながった」とふり返る。

 学校の歴史に残る成績を残した吹奏楽部だが、三年生六人は引退する。演奏を続けるためには、来春の新入生をどれだけ勧誘できるかという課題もある。新部長となる二年中島七海さん(17)=フルート=は「正直、プレッシャーを感じています。北高サウンドを崩さないよう、力を合わせて頑張ります」と誓った。

 (中山道雄)

 

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