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中京院中京が連覇 全国高校軟式野球

2連覇し笑顔を見せる中京院中京ナイン=明石トーカロ球場で

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 一回戦から完封を続けるエース佐伯奨哉投手(三年)が、最後の打者を三振に仕留めた瞬間、大歓声が球場を覆った。ナインはマウンドに駆け寄り、人さし指を天に向かって突き上げ、仲間と優勝の喜びに酔いしれた。

 圧倒的な強さで二年連続九回目の優勝を達成した東海代表の中京学院大中京(瑞浪市)。この日の決勝でも、佐伯投手の力投と、好機に畳み掛ける攻撃で大阪代表の河南に3−0で勝利した。

 平中亮太監督は優勝回数と同じ九回胴上げされ、喜びを選手と分かち合った。佐伯投手と、この日の決勝点を挙げた島田侑弥主将(三年)、影から選手を支えた記録員の今井泰史さん(三年)、補助員の吉田騎尋さん(三年)も仲間に次々と胴上げされた。

 (沢田石昌義・渡辺真由子)

◆11奪三振、佐伯投手

 中京学院大中京が11奪三振を奪う投手佐伯の好投で完封勝利した。

 中京院中京は八回、1死満塁で島田の内野ゴロの間に先制し、続く中沢の左前打で2点を追加した。

 河南は2安打に抑えられ、攻めきれなかった。

◆泥くさく勝ってきた

 <中京学院大中京の平中監督> 2連覇は意識していなかったが、正直にうれしい。へたくそ集団だったが、泥くさく勝ってきた。明日からは新チームとなる。気を引き締めていきたい。

◆間違っていなかった

 <中京学院大中京の島田主将> 2連覇が懸かる中、自分たちのやってきたことは間違ってなかったとわかった。優勝できて本当にうれしい。最高の仲間とできてよかった。

◆得点を奪えなかった

 <河南の田中誠二監督> 王者相手でも必ずチャンスがくると思っていたが、得点を奪えなかった。悔しいが選手には胸を張って準優勝を喜んでほしい。

◆準Vの悔しさ知った

 <河南の宇地井康太主将> 最後まで流れをつかむことができなかった。準優勝がこんなにも悔しいことを初めて知った。来年こそ後輩に優勝を果たしてほしい。

河南−中京学院大中京8回裏1死満塁、決勝点となる二ゴロを放つ島田選手=明石トーカロ球場で

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◆均衡破った一振り 島田主将

 投手戦となった試合で、均衡を破ったのは主将の島田侑弥選手(三年)の一振りだった。八回1死、満塁で回ってきた四打席目。「絶対に決めてやる」。それまで好機に凡退していた主将は、内角のスライダーを鋭く振り抜いた。打球は内野ゴロとなりチームの先制点を生み、主将として優勝に貢献した。

 昨年の大会は控えの捕手としてベンチ入り。主将で迎えた今大会は「連覇には野手陣の活躍が必要」と、あえてエースの佐伯奨哉投手に依存しないチームづくりを掲げた。大会では宣言通りの四試合で18得点とエースを援護。捕手としても四連続完封に佐伯投手を導いた。

 試合後の優勝インタビューで、エースから「このチームは島田のチーム」と告げられ、「ナンバーワンピッチャーとバッテリーを組めて最高に幸せだった」と笑顔を見せた。「次なる目標は二年連続の二冠」と九月開幕の国体でもチームを引っ張るつもりだ。

 (沢田石昌義)

 

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