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八幡のヒーロー、活躍これからも さくらさん作画「GJ8マン」

観光で訪れた子どもたちの注目を集めるGJ8マン関連グッズ=郡上市八幡町で

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 「郡上八幡を愛し、頼まれてもいないのに勝手にキャラまで考えてみた」−。十五日に亡くなった漫画家のさくらももこさんが、そんな言葉で郡上市八幡町に残してくれた水のヒーローキャラクター「GJ8(ジージェーエイト)マン」。二〇一六年に登場してから徐々に人気を集め、いまでは町の看板キャラとしてすっかり定着。さくらさんの思いを伝える任務はこれからも続く。

 GJ8マンの主人公は、郡上八幡の男子学生「城(じょう)ゴロー」。助けを求める声が届くと、水のヒーロー「GJ8マン」に変身。武器の「郡上八幡の綺麗(きれい)な水」を悪者にかけると、身も心もきれいになって万事解決。ゴローの姿に戻り、長良川鉄道の列車に乗って帰ってくるという設定だ。

 さくらさんも愛した水の恵みを求め、二十八日も多くの観光客が郡上市八幡町を訪れた。市内でのキャンプで自然に親しんだという愛知県一宮市の藤田桃花(ももか)さん(12)は、郡上八幡旧庁舎記念館でGJ8マン関連グッズを手にして、初めてキャラクターの存在を知った。動画配信サイトでアニメが公開されており、「友達にぜひ紹介したい」と笑顔で話した。

さくらさんの直筆原稿などが展示されているGJ8マン展=郡上市八幡町で

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 関連グッズのコーナーは一六年秋に設けられ、当初はTシャツやタオルなど五種類ほどだったが、現在では人形やバッグ、菓子も加わり二十種を超える商品が並ぶ。運営する郡上八幡産業振興公社の畑中敦さん(46)は「さくらさんが郡上八幡に思いを寄せてくれたことに感謝。GJ8マンが世界に羽ばたけるよう、私たちも一層努めていきたい」と語った。

 同市の郡上八幡楽芸館では「GJ8マン展」を九月二十四日まで開催(月曜休館、祝・休日の場合は翌日休館)。さくらさん直筆のアニメの脚本や絵コンテ、ポスターなど三十点余りを紹介し、さくらさんの視点でとらえた郡上八幡の魅力を伝えている。来館した四日市市の女性(60)は「エッセー『もものかんづめ』も読みました。親しみやすい表現がとても好きです」と展示に見入っていた。

 さくらさんの希望がかない、今年三月から運行されている長良川鉄道のラッピング列車「GJ8マントレイン」。沿線の観光名所をPRしながら、通学の子どもたちや観光客らの足として親しまれている。

通学の子どもたちや観光客らに親しまれているラッピング列車=郡上市八幡町で

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 観光列車「ながら」のアテンダント船戸由香さん(38)は「ラッピング列車を見た乗客の方から『GJ8マン知ってるよ』などと声が上がって話題になっていただけに、訃報はとても残念。さくらさんの郡上八幡への思いを私たちも引き継いで伝えていきたい」と話していた。

 (林勝)

 

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