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長良川鵜飼の運航中止、26日間で最多タイ 乗客5万人到達

柴橋市長(中)から記念品を贈られる山口さん(右)=岐阜市湊町の鵜飼観覧船乗り場で

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 岐阜市の長良川鵜飼で、今年の観覧船の運航中止が二十六日間に上り、戦後としては過去最多タイとなったことが、分かった。度重なる悪天候が原因で、乗客数は伸び悩み二十七日にようやく五万人に到達。五月十一日に開幕後の例年の達成時期は八月初旬ごろといい、大幅に遅れた。市は県外での積極的なPRに乗り出し、巻き返しに躍起だ。

 二十七日夕、鵜飼観覧船乗り場で記念式典があり、五万人目の乗船客には静岡県から会社の同僚十二人と訪れた山口敦子さん(47)=岐阜市日野出身=が選ばれた。柴橋正直市長から宿泊券などの記念品を贈られた山口さんは「とてもびっくり。鵜飼いが大好きで毎年のように乗船していたので、とてもうれしい」と笑顔を見せた。

 ただ、昨年の同日時点の乗客数が七万二千人を超えていたのと比べれば、今年の悪天候の影響は深刻だ。七月上旬の記録的な大雨で船の運航ルートに土砂がたまるなどし、土砂の撤去や河川の修復作業で同月下旬まで運航の中止を余儀なくされた。その後も台風の影響などで、現時点で、中止日数は伊勢湾台風が襲来した一九五九(昭和三十四)年と並ぶ二十六日間に。キャンセルは計約二万三千人分に上った。市によるとここ数年、長良川鵜飼の閉幕する十月十五日までには十万人を達成しているが、「今季は届きそうもない」という。

 市はてこ入れのため、初めての取り組みとして今月、県外での誘客作戦をスタート。PRのため、名古屋テレビ塔内でのビデオ放送▽新東名高速道路の岡崎サービスエリアでのポスター掲示▽愛知、三重両県のショッピングセンターで開催の県観光展での広報−などに乗り出した。

 柴橋市長は「千三百年の歴史ある素晴らしい伝統文化を継承していく。(今季は)目標人数などは掲げられないが、多くの人に協力していただき、盛り上げたい」と語った。

 (小倉貞俊)

 

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