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「東美濃」ナンバー賛否、議論平行線 多治見で市民フォーラム

 東濃・可児地域の六市一町に導入が検討されている自動車のご当地ナンバー「東美濃」に関する市民フォーラムが九日夜、多治見市のバロー文化ホールであった。導入賛成派と反対派が意見を述べ合ったが、議論は深まらなかった。 

 多治見青年会議所の主催。賛成派は多治見法人会青年部会長の加藤誠さん(小田井商店社長)と、第三セクター会社「多治見まちづくり」の小口英二さん、反対派は元衆院議員の阿知波吉信さんが登壇した。

 加藤さんらは、地域衰退への危機感から「美濃の文字を使えば(経済的な)相乗効果がある」と主張。住民の賛同が広まっていないことを認めつつ、「今後良い方向に持っていけばいい」と将来に期待をかけた。

 阿知波さんは「負担は明確だが、メリットは見えない」と批判。主催者が、反対派パネリストを二人呼べなかったたため、代わりに「住民は東濃に愛着を持っている」とインターネットの投稿を紹介した。

 ナンバーの国への申請期限は九月二十八日。市町や商工会議所などでつくる実現協議会は、同一〜二十日の間に二度目の住民アンケートを実施し、賛成多数なら申請手続きを進めることにしている。

◆負担は明確、民意を得ず 反対派

反対の立場で意見を述べる阿知波さん=いずれも多治見市のバロー文化ホールで

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 反対の民意は一月のアンケートで既に示された。住民の賛同が得られていない状況で導入すれば、将来に禍根を残す。神奈川県の横須賀ナンバー構想のように、半数近い賛成を得ながら断念した例もある。

 ナンバーの変更は、反対する人にも強制的に替えさせること。負担は明確なのに、それに見合うメリットを推進派は示せていない。

 反対の声を上げるのがはばかられるような現状は問題。九月の再アンケートでも何%の賛成で導入するのか決めておくべきだ。

◆6市1町で連携したい 賛成派

賛成の立場で意見を述べた加藤さん(左)と小口さん

写真

 「東美濃」の看板を掲げて市町が手を組めば、人口増や観光誘客に知恵を出し合える。このままでは地域が衰退する不安が大きい。

 「東美濃」は、連携の旗印に古い地名を掘り起こしたもの。今はなじみがなくても、これから意味づけをしていけば良い。

 六市一町が連携すれば、自分の町のものを、他市町のものと併せて発信でき、メリットは大きい。

 「美濃」の文字がさまざまな場面で躍るようになれば、美濃焼などと相乗効果も出る。前向きなチャレンジだ。

(野瀬井寛)

 

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