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関の豪雨被害、浸水アルバムを洗浄 県博物館協会

写真を1枚ずつ丁寧に洗っていく学芸員ら=関市武芸川町八幡の市文化財保護センターで

写真

 県内の美術館や博物館など計122施設でつくる県博物館協会は、関市の津保川流域の豪雨災害で泥水に漬かったアルバムや写真を洗浄するボランティア活動を始めた。

 同協会は今年五月、水にぬれた文化財の応急処置の研修会を開いた。参加した関市文化財保護センター(同市武芸川町八幡)の学芸員、森島一貴さん(37)が「ノウハウを文化財保護以外にも生かせないか」と周囲の学芸員に呼び掛けて活動を開始。メールで被災したアルバムを募ったところ、武儀、上之保地区の三世帯から十五冊が集まった。

 二十八日に同センターで初回の洗浄作業があり、協会加盟の施設に勤める学芸員ら十五人が参加。泥に漬かった写真約千枚以上の中から傷みの少ないものを選び、水でぬらしたブラシを使ってカビや泥を丁寧に落としていった。

 アルバム内の写真は経年劣化でフィルムや台紙に密着し、無理に取り外すと印刷がはがれてしまう場合が多いため、学芸員らはアルバムの台紙ごと切り取って洗浄。その後、キッチンペーパーやボール紙で写真を挟み、押し花のようにして乾燥させた。

 この日はアルバム約二冊分の写真を洗浄した。今後も被災アルバムなどを募りながら、作業を進める。森島さんは「全て手作業で根気のいる作業だが、一枚でも多くの写真を持ち主の元へ返したい」と話した。

 (鈴木太郎)

 

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