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長良川の水位、史上6番目に 14年ぶり陸閘閉鎖

14年ぶりに長良橋の両端で閉じられた、市内へ水が流れ込むのを防ぐ陸閘=岐阜市の長良橋南端で

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 大雨の影響で、長良川の忠節観測所(岐阜市)では八日午前三時ごろに水位が五・一四メートルに達し、観測史上六番目になっていたことが分かった。県内で戦後最大の洪水被害をもたらした二〇〇四年十月の台風23号以来となる大規模な出水で、同市の長良橋両端では同日、市街地への流入を防ぐゲート「陸閘(りっこう)」を十四年ぶりに閉鎖した。

 木曽三川を管理する国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所が十一日に報道機関を対象に開いた、豪雨対応の説明会で報告した。

 忠節観測所の過去最高水位は〇四年の六メートル。今回は水防団の出動基準となる水位三・五メートルを、三回超えた。木曽川の今渡観測所(可児市)では六日朝、長良川の墨俣観測所(大垣市)では八日朝、それぞれ出動水位を超過。加茂川排水機場(坂祝町)付近では、八日朝までに流木が一万立方メートルほど川面に流れ着いた。

 岐阜市で閉鎖した陸閘は、高さ三・八メートルの長良陸閘と同三・一七メートルの大宮陸閘。八日午前零時二十分から五時間半、閉鎖した。川原町、鵜飼屋両地区にある小規模な陸閘も、六日未明から三夜連続で閉鎖した。

 同市の島田、日置江両地区では増水のため、堤防の市街地側で、水が漏れ出す「基盤漏水」や、のり面の土砂崩れなどが起きた。

 支川の水位を下げる排水機場は初めて、同事務所管理の県内二十一カ所がすべて稼働。ナゴヤドーム三十杯分にあたる約五千五十万立方メートルを排水した。加茂川排水機場は、排水によって家屋約四百戸相当の浸水被害を未然に防いだという。

 また、長良川河口堰(ぜき)管理所は十一日、八日朝に河口堰への最大流入量が毎秒約七千四百立方メートルとなり、〇四年に次ぐ過去二番目を記録したと発表した。同事務所は五日未明から十日夕方までゲートを全開にした。

 

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