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岐阜

床上・床下浸水72世帯 下呂市金山

浸水や流出したごみを10種類に分別した仮置き場。住民が持ち寄るごみはまだまだ増えるという=下呂市金山町金山の金山市民グラウンドで

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 県内を襲った豪雨で八日未明に一時間一〇八ミリ、三時間一八五ミリと観測史上最大雨量を記録した下呂市金山町では、十日正午現在、床上・床下浸水が計七十二世帯で確認された。同町金山の金山市民グラウンドには、市民が浸水で使えなくなった畳や家電製品などを持ち込んだ。同所の観光資源の筋骨めぐりルートの一部は、水路の濁流で破壊され、同町福来ではコンクリート橋が落ちるなど豪雨の爪痕が生々しく残った。

 市民グラウンドは九〜十三日、ごみの仮置き場として、被災市民に開放され、危険物、特定家電、可燃物など十種に分別したごみがうずたかく積まれた。地下室が浸水し、腰まで水につかったという会社員牛丸大喜さん(34)=同町金山=は十日、積載量一・五トンのトラックで、ごみを持ち込んだ。「地下室に置いてあった冷蔵庫が二台ぷかぷか浮いていた。これまでに三回、ごみをトラックで運んだが、まだ半分ぐらい残っている。今も家の中には泥がたい積し、片付けには一週間以上かかりそう」と話した。

 水路沿いの筋骨めぐりルートのフェンスは曲がり、高くなった水位を示すように水草が絡んでいた。ルート途中には、流木などが一階を貫き、破壊された空き家も。現地を調べたガイドの岡戸孝明さん(69)=同町祖師野=は「通常より三メートル以上高い濁流が水路を流れていった。当面、筋骨めぐりルートを変更するしかない」と話した。

 八日午後には、同町福来の福来谷に架かるコンクリート橋「中ノ田橋」(長さ約十メートル、幅約五メートル)が、落ちているのが見つかった。十日は橋を通っていた水道管の仮復旧工事が進められた。市によると、橋に橋脚はなかったが、谷を流れる土砂、流木が橋の下を埋めてダム状になり、水圧に負けて崩れたという。

 (松本芳孝)

長洞谷の最大水位を示すドアに残る泥で説明する岡戸さん。通常より3メートルは高い=下呂市金山町金山で

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◆被災した個人向け低金利ローン発表 富山第一銀行

 富山第一銀行(富山市)は十日、台風7号や大雨の被害を受けた個人を対象に、災害対策特別ローンを取り扱い始めたと発表した。飛騨地域では高山支店(高山市昭和町一)、神岡支店(飛騨市神岡町船津)で申し込みができる。受け付けは九月二十八日まで。

 被災者は住宅、リフォーム、オート、教育の各ローンで、同行が設定する最も低い金利で融資を受けられる。手数料も全て無料になる。住宅、リフォーム、オートの各ローンは一年以内、教育ローンは最長で六年八カ月、元金を据え置くことができる。(問)同行セフティプラザ富山支店=0120(161)665

 (坂本圭佑)

 

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