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現役、卒団生が一つに 24日「美濃子どもミュージカル」

卒団生らと練習を重ねる小中学生たち=美濃市曽代の市勤労青少年ホームで

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 美濃市の小中学生でつくる劇団「美濃子どもミュージカル」が二十四日、同市文化会館で卒団生を交えた公演を初めて行う。人数不足で近年単独公演ができていなかった同劇団で、現役生のために卒団生が中心となり企画。本番に向け、現役、卒団生が一緒になって練習を進めている。

 同劇団は二〇〇〇年に結成され、多いときには約五十人が所属していた。小学二年生だった〇一年から中学卒業まで八年間在籍していた大垣市長沢町の中学校教員、家田阿美さん(24)は「公演のたびに、オーディションで役を争っていて、常に緊張感があった」と振り返る。

 現在のメンバーは十四人。子役として市のイベントに出演する機会はあるが、一四年を最後に単独公演からは遠ざかっていた。

 昨年八月に二十代の卒団生が集まった食事会で、人数不足の現状について話題に。「現役生が演じられる舞台をつくりたい」とほかの卒団生や現役生の保護者らに呼び掛け、今回の企画が実現した。

 公演は、池を飛び出したカエルが迷い込んだ鳥の巣で命の大切さを学ぶ「ブンナよ木からおりてこい」など四演目。役者や裏方として参加する卒団生は二十一〜二十八歳の大学生、社会人十五人。東京で働いていて頻繁に美濃に帰れないメンバーも複数おり、美濃と東京に分かれて三月から練習を重ねる。美濃組の卒団生は毎週土曜日の晩、美濃市曽代の市勤労青少年ホームで現役生と練習。練習ごとに進捗(しんちょく)を写真や動画でまとめ、LINE(ライン)で東京組にも共有する。

 岐阜大四年の山口莉穂さん(21)=岐阜市折立=は「私のころよりほのぼのしていて雰囲気がいいが、全体的におとなしい子が多い」と話す。「声を張って」「もっと大きく動くといいよ」と、後輩へのアドバイスにも熱がこもる。劇団の代表で、歌や演技を指導する美濃市横越の武藤純代さん(42)は「卒団生たちには子どもたちをマンツーマンで見てもらえるので、とても助かる」と話す。唯一の男子メンバーで美濃小学校六年、森奏大朗君(11)は「大勢でにぎやかに練習ができて楽しい。飛び切りの笑顔で頑張りたい」と意気込む。家田さんは「みんなで一つの舞台をつくる喜びを子どもたちに伝えたいし、自分たち卒団生も精いっぱい演じきりたい」と語る。

 二十四日午後二時に開演する。入場無料だが、市文化会館などで取り扱う整理券が必要。

 (鈴木太郎)

 

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