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円盤投げ・山下選手が銅 アジアジュニア陸上

男子円盤投げで3位となった山下選手=岐阜市の長良川競技場で

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 投てきに青春を燃やす岐阜の若者が、地元の大舞台で表彰台に上がった。アジアジュニア陸上競技選手権大会は第3日の9日、男子円盤投げで市岐阜商高3年の山下航生選手が銅メダルを獲得。女子走り幅跳びの高良彩花(兵庫・園田学園高)、女子100メートル障害の吉田唯莉(筑波大)、女子800メートルの川田朱夏(東大阪大)の3選手と男子400メートルリレーが金に輝くなど、この日の日本勢は、14個を獲得するメダルラッシュとなった。

◆平常心で堂々

 地元の晴れ舞台で揺るぎない自信と経験を得た。男子円盤投げに出場した山下選手が最終投てきで、自己ベストを大きく更新して、地元開催の国際大会で銅メダルを獲得した。「メダルが目標だったので仲間の前で銅メダルを取れて、うれしい」と胸を張った。

 今シーズンに自己記録を5メートル伸ばすなど好調で迎えた今大会は一投目から50メートル台を記録。体が一回り大きい海外選手が60メートルを超えるビッグスローを出しても「気を負わず平常心だった」と落ち着いていた。

 暫定五位で迎えた最終投てき。大きな拍手を受けてサークルに。地区大会から慣れ親しむ会場で描いた「一番きれいだった」と評す放物線は、自己ベストを73センチ上回る56メートル51を記録。メダルが確定すると、両手を高く突き上げ仲間に手を振って喜んだ。

 一八八センチ、一一六キロのたくましい体と器用さを武器に、円盤と砲丸投げで昨年のU18日本選手権で二冠を果たした逸材。中学時代からのライバルで、チームメートの稲福颯選手と高校陸上界の投てきを引っ張る。

 同年五月に初の国際大会として臨んだアジアユース選手権は「海外選手に圧倒されて、ガチガチに緊張していた」と実力を発揮できずに惨敗。最悪の試合として悔しさを胸に刻んだ。「自分のことに集中して気負わないことが大切」と苦い経験から平常心で大会に臨めるようになったことがメダル獲得につながった。

 今大会で七月に開かれるU20世界選手権への参加標準記録も突破。「アジアで通用することが分かった」と自信を深めたが、「目標の60メートル台の夢は達成できなかった」と記録更新は次回に持ち越された。稲福選手とともに東京五輪での活躍を思い描き、「二人で世界に上がっていきたい」と視線をアジアから世界に向けた。

 (沢田石昌義)

 

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