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退職後も練習場出入り 益田清風高体罰コーチ

記者会見で、頭を下げる北岡課長(左)ら=県庁で

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 県立益田清風高校(下呂市)の女子ハンドボール部で二〇一四年、コーチを務めていた非常勤講師の六十代男性が部員に体罰を加えていた問題で、県教委は十六日、この男性が体罰事案を受けて依願退職した後も「練習場に姿を見せていた」と同校から報告があったことを明らかにした。

 県教委には、男性が退職後も部を指導し、再び体罰を加えたと指摘する情報も寄せられているという。学校の不適切な対応で新たな問題が生じた可能性があり、県庁で記者会見した県教委教職員課の北岡龍也課長は「できるだけ早く、教員らの聞き取りを進める」と話した。

 県教委によると、男性は一四年五月、練習中に三年生の部員三人を蹴り、うち一人にけがを負わせた。学校は直後に部員の保護者向けの説明会を開いて体罰を認め、男性は同月末に退職した。

 だが、十六日に学校から受けた報告では、男性は退職から約一年後まで校外の体育館に姿を見せ、校長は「(生徒に)声をかけたかもしれない」と説明したという。

 県教委は一四年五月の体罰について、男性が懲戒処分を受けなかったのを理由に公表しなかった。北岡課長は「一般の教員と非常勤講師は、懲戒の基準が異なる」などと述べ、公表のルールを「今後の検討課題」とした。

 県教委はこの一年、郡上特別支援学校の講師自死事案への対応の遅れが問題視された。今回も、退職後の指導や体罰に関する情報が昨年三月に寄せられたというが、県教委は現時点で、男性本人や部活の顧問からの聞き取りをしていない。

 北岡課長は「(遅いという)お叱りの通り。スピード感を持ってやっていく」と話し、人事管理、情報開示を徹底するため本年度に新設した「教育管理課」で調査を進める方針を示した。

 (鈴木智行)

 

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