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認知症テーマに劇披露 高山・丹生川中にキッズサポーター優秀賞

認知症を伝える劇の映像を見せ、受賞の喜びを語る(右から)大坪さん、清水星羅さん、森琴乃さん、中井歩胡さん=高山市丹生川中で

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 認知症をテーマにした寸劇を披露した高山市丹生川中学校三年生が、認知症サポーターの養成を推進する「全国キャラバン・メイト連絡協議会」から表彰された。小中高生が対象のキッズサポーター作品部門での優秀賞。生徒たちは「劇をしたことでお年寄りの目線に立ち、認知症の人を温かい目で見られるようになった」と成果を語った。

 同協議会は厚生労働省の「認知症サポーターキャラバン」事業の一環で、認知症の人を支える優良な取り組みをする個人や団体を毎年表彰。二〇一七年度に新設されたキッズサポーター作品部門には、全国から七件の応募があり、いずれも優秀賞に選んだ。丹生川中の受賞理由を担当者は「生徒自身が学んだことを劇として、保護者らに伝えたことが素晴らしい」と話す。

 三年生五十九人は小学六年のとき、福祉教育として「認知症サポーター養成講座」を受講し、証しのオレンジリングを持っている。中学一年の秋「丹生川の人が笑顔になること」を目指し、認知症の劇をすることに。市地域包括支援センター丹生川ブランチの小林俊輔さん(42)や、介護福祉士の穂波正子さん(57)らの協力を得て完成させた。

 脚本やせりふは全て生徒で考え、同年冬の授業参観で保護者や住民に劇を披露。ニセ電話詐欺に引っ掛かったり、徘徊(はいかい)したりするお年寄りを見守る姿を演じ、優しく声を掛けたり、相手の目線に合わせて話したりするなどの接し方も伝えた。

 市民にも理解を深めてもらおうと、劇をDVDに収録。同センターのサポーター養成講座や長寿会、学校の授業などで上映してきた。小林さんは「認知症は病気だと理解し、実際に演じる体験をしたことに意味がある。今後も地域で支えてくれる人になってほしい」と期待する。

 劇で認知症のおばあさんを演じた大坪渚(なぎさ)さん(15)は「認知症の人には優しく接することが大事だと学んだ。地域に知識が広まり、誰もが安心して暮らせる町になっていけば」と話した。

 (坂本圭佑)

 

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