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高学年や休日の拡充を 大垣も学童保育のニーズ増加

市内にある民間学童保育「どろんこ子どもクラブ」。夏休みや土曜などの利用ニーズを補う役割を果たしている=大垣市新田町で

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 全国学童保育連絡協議会が九月初めに発表した調査結果によると、全国の学童保育(放課後児童クラブ)の入所児童数は五月一日時点で百十四万人余り。昨年より約七万人増え、過去最多となった。「子育て日本一」を掲げる大垣市でもニーズは増加傾向にあり、夏休み期間の今年八月は、一部で定員を超える申し込みが発生した。

 同市の学童保育は「留守家庭児童教室」と称し、上石津町を除く市内十八の小学校に公設公営の教室が設置されている。二〇一三年五月に八百二十六人だった入室児童は、今年五月は九百三十四人。市内の児童数は少子化の影響で徐々に減っているが、教室の利用者数は逆に増加傾向にある。それに伴い、指導員も一三年の七十一人に対し、今年は九十四人に増員されている。

 全国学童保育連絡協議会の調査では、学童保育の待機児童は全国で一万六千八百三十二人。大垣市内について市教委は「待機児童はいない」としている。だが、夏休み中の八月は利用ニーズが高く、今年は千七十四人が登録。宇留生、青墓、静里の各校の教室で定員を超え、初めて他の校区で空きがある教室を利用してもらう事態になった。

 また市の留守家庭児童教室の対象は小学四年まで。土曜日の開所は小学校で授業がある年間十日間に限られており、市内の保護者からは高学年や土曜日の拡充を望む声も上がっている。

 国は一五年春から、学童保育が利用できる対象を六年生までに引き上げたが、これは義務ではない。市教委は高学年の利用について「今後の研究課題」と答えるにとどめている。

 上石津地域を除く市内では唯一の民間学童保育「どろんこ子どもクラブ」(同市新田町)では六年生までが対象で、土曜日や冬休み、春休みなどでも利用できるなど、市の教室の隙間を埋める形で運営されている。ただ、今年の夏は定員を超え、利用を断る例もあった。

 市留守家庭児童教室運営委員も務める青木浩子施設長は「場所や指導員の確保の難しさは毎年出る課題。夏休み中は七月の間だけでも入りたいという人もおり、対応は急務だと思う」と話す。

 (滝田健司)

 

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