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岐阜

ライトセーバーと名刀「蛍丸」公開中 関鍛冶伝承館

ライトセーバーをモデルにした日本刀「来人勢刃」と制作者の加藤正文実さん=関市の関鍛冶伝承館で

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 映画「スター・ウォーズ」に登場する剣「ライトセーバー」を模した日本刀「来人勢刃(ライトセーバー)」を目玉にした「ライトセーバーと関鍛冶」展が関市の関鍛冶伝承館で開かれている。29日まで。

◆映画とコラボ、刀匠親子制作

 八日まで開催中の刃物まつりの五十周年と、十二月封切りの最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の公開を記念して企画された。関市が主催し、同映画の中部地区PR事務局が共催。

 来人勢刃を制作したのは、関市の刀匠「二十五代藤原兼房」の加藤賀津雄さん(60)と、長男の正文実さん(39)の親子。刀身は約七十五センチで、刃紋は関の山々をイメージ。鎬地(しのぎじ)に彫られた溝「樋(ひ)」に青い染料を流し入れ、主人公レイのライトセーバーの色を表現し、光の当たり方によっては刀身が青く輝く。正文実さんは「世界一有名な映画とコラボできたのはとても光栄。ライトセーバーのイメージと日本刀の良さを両立させるのが難しかった」と話していた。

 会場には、映画の名場面のパネルが展示されているほか、映画に登場するキャラクター「ストームトルーパー」の等身大人形三体や、ライトセーバーのレプリカが並び、マニアや子どもたちが記念撮影を楽しんでいる。

 入場料は一般三百円、高校生二百円、小中学生二百円。刃物まつり期間の八日は無料。

◆市内の刀匠ら復元 

 関市の刀匠らが阿蘇神社(熊本県阿蘇市)ゆかりの名刀「蛍丸」の復元に取り組み、完成した一振りを市に寄贈した。同市南春日町の関鍛冶伝承館で寄贈式が開かれ、同館が特別公開している。二十九日まで。

 蛍丸は国指定重要文化財だが、戦後の混乱で現在行方が分からなくなっている。復元プロジェクトは二〇一五年十一月に始まり、刀匠の福留裕晃さん(32)=同市神野=と興梠宏明さん(35)=大分県竹田市=の二人が熊本県に残る資料を研究して制作した。刀身百二センチで重さは二・三キロ、反りが強めの無骨で力強い印象に仕上がった。今後鞘師(さやし)の森隆浩さん(42)らが刀の外装を作っていく。

大太刀「蛍丸」を手にする中村副市長と刀匠の福留さん(左)=9月30日、関市の関鍛冶伝承館で

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 福留さんは「関の職人の力でさまざまな作業を進められた。外装の完成まで引き続き見守っていただけたら」と話し、受け取った中村繁副市長は「蛍丸を広く公開して日本刀の魅力を伝えていきたい」と感謝を伝えた。

 寄贈式には県内外から刀剣愛好家ら約百人が訪れてにぎわった。岐阜市六条の会社員清水香里さん(34)は「刀身がきれいで驚いた。近くで刃紋もじっくり見たいです」と話していた。

 (本間貴子)

 

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