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「教育立市、これからも」 岐阜市長選、細江氏不出馬で会見

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 岐阜市を四期十六年にわたって導いた“元商社マン”が、市役所を去る。来年二月の任期満了に伴う次期市長選への不出馬を二十九日に表明した細江茂光市長(69)。会見では「これからも教育立市の旗を降ろさず、健全財政を維持してほしい」と、自らが進めた改革の継続を求めた。

 「次のステージは、次のジェネレーション(世代)の方々にしっかりと担ってほしい」

 市役所での会見は、英語が堪能な細江氏らしく、横文字が次々と飛び出した。明るいグレーのスーツに、ポケットチーフ。淡々とした口調に、十六年間で築き上げた市政への自負がにじんだ。

 大手商社三井物産の部長から転じ、二〇〇二年に初当選。「行政は究極のサービス業。市民の目線で仕事をしよう」と、教育改革や行財政改革、市街地活性化などを進めた。

 一方、就任当初に対応を迫られた同市椿洞の産廃不法投棄事件は「広域合併にも良い影響がなかった」と振り返った。市役所新庁舎の工事が滞っている問題については、「行政は継続性の中にある」と市長交代の影響はないと見通した。

 これまで進退を表明しなかった理由については「私自身も周りも、あまり早く進退を明らかにすると緊張感がなくなる。次の市長選で、市民にとって十分な選択肢が出てくることを期待して眺めていた」と説明した。

 次期市長選では、会社社長の中西謙司氏(56)、自民党県議の長屋光征氏(38)、会社社長の棚橋保之氏(37)、元民主党衆院議員の柴橋正直氏(38)が既に出馬を表明。共産党系の市民グループも候補者擁立を進めている。

 今月三十日には自民党市支部が、中西氏と長屋氏のどちらかを党推薦候補に選ぶ選考委員会を開く。細江氏はこの日、後継について「誰を応援するとか、しないとかは(言わない)」と明言を避けた。自身の退任後についても「まったく白紙。心も体も健康で、決して隠居生活に入るつもりはない」と語った。

 (田井勇輝、杉浦正至)

 

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