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関で第4回刃物検定 海外から初の参加者

 刃物の知識を幅広く問う「第四回刃物検定」が二十四日、関市わかくさプラザで実施された。県内外から九十四人が受検し、初めて海外からの参加もあった。製造方法や使い方、歴史など、受検者は刃物にまつわる多彩な問題に挑戦した。

 検定は市民有志でつくる「市刃物検定プロジェクト」が主催し、今年で四年目。四択問題で一問二点、全五十問の百点満点で、七十点以上で合格となる。

 関市の刃物の出荷額や第一回の刃物まつりの場所、日本刀を所持するための登録証の交付者など、幅広い分野から出題された。

 今回の合格者数は六十七人で合格率は七割で、最高点は九十四点だった。成績上位者七人は十月の第五十回関市刃物まつりで表彰される。

◆記者も挑戦 実物を見れば勉強に

記者(手前中央)も受検した検定会場=関市わかくさプラザで

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 関鍛冶伝承館での特別展、毎年一月の古式日本刀鍛錬の打ち初め式、刃物会社の新製品リリース…。関市の取材では刃物の知識が試されることが多々ある。ならば刃物検定の勉強は仕事に直結するのではと、いたって真面目な理由から、市民や愛好家に交じって受検してみた。

 検定を申し込むと、刃物の歴史や種類、過去問がまとめられた百ページほどの「参考資料」が送られてきた。意外に難しいのが、特殊な形の刃物の写真から用途を当てる問題。半円形の刃がついたナイフや、片刃だけ長いハサミなど。布や花、魚などそれぞれに専門の刃物があり、奥深さに改めて驚く。

 試験当日、会場を見渡すと二十代から年配の人まで受検者層は幅広い。夫婦や友人同士も多いようだ。久々に受ける試験に少し緊張するも、問題を開くと参考資料や過去問からの出題も多くひと安心。一方で刃物の組成や法律を問うマニアックな問題もあり、前の席の受検者から「難しいなあ…」とぼやきが聞こえた。

 自己採点の結果、合格の七十点は超えたようだ。試験勉強を通じて感じたのが、実物を見ることが何より勉強になったということ。「関の工場参観日」で包丁の製造工程を見学したり、刃物会館で製品を手に取ったり。試験会場で特典の関鍛冶伝承館の招待券をもらえたが、事前にもっと通えばもっと点数を取れたかもと後悔した。

 (本間貴子)

 

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