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名鉄沿線に“一日遊園地” 可児、御嵩で「あかでんランド」

「レッド・ゴー」で電車と競走する参加者たち=御嵩町中で

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 乗客増加を目指す名鉄広見線(新可児−御嵩)を盛り上げようと、御嵩町と可児市の沿線一帯を遊園地に見立てたイベント「御嵩あかでんランド」が二十四日、開かれた。県内外から四百二十八人が訪れ、自然と懐かしさが残る沿線の魅力を体感した。

 二十〜三十代を中心とする町民主体の実行委が主催し、御嵩町と可児市の各地でアトラクション九種を展開した。実行委メンバーが案内役「キャスト」を務め、参加者はフリー切符を買うなどして各駅を行き来した。

 アトラクションは、運転士や車掌の業務、車両や駅の設備を見学する「イッツ・ア・スモールコンダクター」、電車と競走して線路脇の道路(三十五メートル)を走る「レッド・ゴー」、二〇〇一年に廃線となった八百津線の線路を兼山駅跡までたどる「オールドレイルウェイ八百津」など。

 御嵩駅南側では警察や自衛隊、企業などの協力で仕事体験ができる「ジョブ・キッズ」があった。

 駅前広場には名鉄の駅係員の制服を試着できるコーナーが設けられ、御嵩町上恵土から訪れた金子透真ちゃん(4つ)は弟の新(あらた)ちゃん(3つ)と一緒に着て「電車が好き。格好良い服を着られてうれしい」と笑顔だった。

 レトロな標識や田園風景など写真映えする場所を紹介する「トッテ・スポット」には、名古屋芸術大(愛知県北名古屋市)でデザインを学ぶ二、三年生四人が協力し、二年生の木村花音さん(20)の案を基に電車の座席と車窓を模した縦二メートル、横二・一メートルのパネルを作った。線路近くの可児川河川敷に置き、座ったり振り返って電車を眺めたりしながら写真を撮ってもらう仕掛けにした。

 御嵩を訪れた時に感じた郷愁と、席に膝立ちして車窓から景色を眺めた幼少期の思い出を結び付けたという。

 木村さんは「小さな子が車窓越しに景色を眺めている姿を見て、作品が完成した実感を持てた」と話した。

 イベントは昨年に続いて二回目。一年がかりで準備した金子佳史実行委員長(32)は「とりわけ都会に住む人に、沿線の自然や懐かしさを楽しんでいただけた。町民にとっても、地域の魅力を再発見するきっかけになったと思う」と総括した。

 (神谷慶)

 

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