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地元、驚きと戸惑い広がる 郷鉄工所自己破産

従業員を解雇し、破産手続きに向けた準備を始めた郷鉄工所=垂井町表佐で

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 垂井町表佐の破砕機製造「郷鉄工所」が岐阜地裁への自己破産申請を発表し、十一日付で事業を停止ししたことを受け、地元では十二日、住民の間に驚きと戸惑いの声が広がった。

 同社は上場廃止決定後、二度目の不渡りを出していた。近くの五十代の女性は「危ないといううわさはあったけど、びっくりした」と話す。創業時を知る男性(85)は「鉄工所なので当時は大きな音が聞こえたが、最近は元気がなかった。寂しい」とこぼした。

 国道21号近くに位置し、入り口には労働組合の幕が掛かり、中の様子をうかがう債権者らの姿も見られた。飲食店経営の四十代の女性は「町を象徴する大きな企業だったので残念。ただ、この場所にどんな企業やお店が来るのか注目している」と語る。

 工場から出てきた元従業員の四十代男性は「四、五年前に太陽光発電事業を始めたころに赤字が出ているのを知った。電気に詳しい人もいなかったので参入には違和感があった」と打ち明ける。「勤続二十三年で、生涯勤めるつもりだった」と漏らした。

 同社は従業員七十九人全員を解雇。破産申請は月末になる見通し。

 (吉本章紀)

 

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