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FC岐阜、執念のドロー 中日新聞サンクスマッチ

◆FC岐阜1−1岡山

後半39分、同点ゴールを決め喜ぶ庄司選手(右)と祝福する大本選手(左)、中島選手=岐阜市の長良川競技場で

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 サッカーJ2のFC岐阜は第二十七節の十一日、岐阜市の長良川競技場でファジアーノ岡山と対戦し、1−1で引き分けた。順位は十七位のまま。この試合は「中日新聞サンクスマッチ」として開催され、親子連れなどがさまざまなイベントを楽しんだ。

 試合は前半6分、FWクリスチャン選手が負傷し、急きょの交代でFW中島賢星選手が入った。落ち着かないまま同8分、自陣左サイドからロングスローでゴール前にボールを放り込まれ、クリアしきれず、こぼれ球を押し込まれて先制を許した。

 0−1で折り返した後半は、出だしから主導権を握り、後半のシュート数は相手の2本に対して10本。同39分、右サイドを駆け上がったDF大本祐槻選手が上げたクロスに、MF庄司悦大選手が頭で合わせて同点とした。

 次節は十六日、アウェーで十九位のロアッソ熊本と対戦する。

◆冷静な男、積極的に前へ 同点ゴールの庄司選手

 その瞬間、イレブンの執念が主将に乗り移ったかのようだった。後半39分、右サイドからのクロスに庄司選手が身を投げ出すようにして頭で合わせ、同点ゴール。「気持ちが入っていた。自然と出た」。いつも冷静な男が、派手なガッツポーズで歓声に応えた。

 当初は定位置の中盤の底から長短のパスを散らしていたが、後半からは一転、相手ゴールに近いエリアに顔を出すようになった。

 「自分が前に行った方が流れが良くなると思った」。言葉通り岐阜は後半、パスがスムーズにつながり、ほぼ敵陣でプレーした。庄司選手も積極的にミドルシュートを放ち、スルーパスを供給。怒濤(どとう)の攻撃の末にゴールをこじ開けた。

 正確なパスやキープ力に定評があるが、「そこに固執し過ぎていると最近感じている。変わらなければいけない」と庄司選手。ゴールの気配が強まり、より相手への脅威が増せば、チームにとって大きなプラス材料だ。

 警戒し、対策もしていたロングスローから序盤に失点。再三の好機をものにできず、手放しで褒められる結果と内容ではなかったが、ズルズルと尻すぼみにはならなかった。

 FW風間宏矢選手が「なんで負けるのかという試合が多く、繰り返すのはやめようと皆で言っていた」と明かせば、主将は「今日は全員の戦う気持ちが強かった」。このプレーを続けることが、上位を追うための鍵になるはずだ。

 (井上仁)

◆楽しいイベント多彩

 中日新聞サンクスマッチに合わせ、会場では試合前などにさまざまなイベントが催され、親子らが楽しんだ。

◆来場者100万人突破

ホームゲーム来場者100万人となり宮田社長(左)からお祝いされる立川さん家族=岐阜市の長良川競技場で

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 この日は、FC岐阜が二〇〇八年にJリーグに加盟して以来、ホームゲームの来場者数が百万人を突破した。

 百万人目となったのは、家族五人で訪れた岐阜市尻毛の会社員立川敦さん(43)。ハーフタイムに記念セレモニーがあり、宮田博之社長から来季のホーム全試合の招待券を受け取った。

 立川さんは「家族で選ばれるといいねと話していたからびっくり。これからも選手にはぶれずに頑張ってほしい」と話した。

 宮田社長は「今後はより強いチームでさらにワクワクする試合を見ていただけるよう、クラブ一丸でまい進したい」とコメントを出した。

◆タオル回し、選手を後押し

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 中日新聞と連携したスマートフォン用アプリ「メクリー」のキャラクターと女性によるユニット「パンキング隊」=写真=も駆け付け、応援を盛り上げた。

 試合前にピッチ中央に登場したパンキング隊は「選手の頑張りに負けないよう力いっぱい応援しましょう」と呼び掛け、サポーターと一斉にタオルを回して選手を後押しした。

 (北村希)

 

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