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舞い戻った仲良しの2羽 越前市にコウノトリ

親しげな様子で人工巣塔に止まる「みほとくん」(左)と「ゆめちゃん」=7日、越前市中野町で

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 越前市白山(しらやま)地区で2015年に放鳥された国の特別天然記念物コウノトリの雌「ゆめちゃん」が7日、地区内で確認された。2日前に一足早く飛来していた雄は昨年、ゆめちゃんと親しい様子だった「みほとくん」と確認。2羽が引き寄せられるように越前市へ舞い戻り、地元住民らは喜びに沸いている。

 県が同地区で育てているコウノトリの飼育員が午前八時ごろ、菖蒲谷町の飼育ケージ上に、二羽が止まっているのを発見。同十一時ごろには付近の人工巣塔に止まり、仲の良い様子を見せていたという。

 みほとくんは一三年に兵庫県で生まれ、放鳥された。一七年に別の雌「ゆきちゃん」と白山地区内で営巣し、産卵した様子が確認されたが、卵はふ化しなかった。

 みほとくん、ゆめちゃんの二羽は断続的に市内に滞在しており、昨年は四月中旬ごろから仲むつまじい様子だった。ただ、産卵は確認されず、同十月にみほとくん、ゆめちゃんの順に市から遠ざかっていた。以降、それぞれ徳島県、愛知県で目撃情報があった。

 「水辺と生き物を守る農家と市民の会」の恒本明勇(あきお)会長は「感激している。二羽は別々の場所にいても、やはり通じ合っているのかな」と興奮気味に話す。高まるのは自然繁殖への期待だ。「コウノトリに関する活動の究極の目標は自然繁殖。このまま白山地区で卵を産んでほしい」と願った。

 (玉田能成)

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