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15年ぶり、11月雷ゼロ まだ来ぬ「雪起こし」

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 北陸の冬は雷と切っても切れない関係にある。県内では「雪起こし」などと呼ばれることもある。だが、福井で11月、雷が観測された日数はゼロ。11月に雷がなかったのは2003年以来、15年ぶりの珍しさだった。

 気象庁によると、一九八一〜二〇一〇年の年間平均雷日数は福井で三五日。全国の六十一観測地点の中で、四二・四日の金沢に次いで二番目に多い。日本海側では冬場、大陸からの寒気が日本海で暖められて発生する積乱雲によって雷が多くなる。一回あたりの雷の電気量が多く、落雷すると被害も大きくなりやすい。

 福井の月別雷日数の平年値は十二月、一月が多いが、十一月も四日とそれに次ぐ。だが、今年十一月は一度も観測されなかった。一三年十一月の九日と比べると雲泥の差だ。

 福井地方気象台の担当者によると、今年十一月はエルニーニョ現象の影響で偏西風が例年より北側を吹いて寒気が南下せず、大気が不安定になる日が少なかったことが要因という。その証拠に、福井の十一月の降水量は七八・五ミリで平年の二〇五・三ミリを大きく下回り、日照時間も一四九・八時間で平年よりも四十時間近く長かった。

 十二月は寒気が南下して天候不順になりやすいため、雷も発生しそう。同気象台の担当者は「夏よりも多い雷に注意してほしい。雷が鳴ったら、建物や車に避難してほしい」と呼び掛けている。

 (小川祥)

 

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