トップ > 福井 > 11月8日の記事一覧 > 記事

ここから本文

福井

福工大院生、古民家をカフェに改修 福井・美山地区

改修中の古民家の前で「美山へのリピーターを増やしたい」と話す堀場さん=福井市味見河内町で

写真

 福井市美山地区で地域おこしをしようと、古民家をカフェとゲストハウスに改修している大学院生がいる。福井工大大学院二年の堀場建太さん(26)=愛知県江南市出身。「美山の良さを知ってもらい、リピーターがたくさん来る場所をつくりたい」と意気込んでいる。

 堀場さんは福井工大と同大大学院で漆を研究。大学二〜四年の時、林業について学ぶ同大のプロジェクト「木匠塾」に参加し、美山地区で間伐材の伐採や、キャンプで使う「スウェーデントーチ」づくりに取り組んだ。「おいしいコメや湧き水、美しい山など観光資源がたくさんある」という美山の魅力に惚(ほ)れ込んだ。

 漆の良さを伝えるため、漆の食器で料理を提供するカフェを開業したいと考えた堀場さん。選んだのが美山だった。昨夏に空き家一軒を借りて改修を開始。今春にはその空き家を購入し、三月に移住した。

 堀場さんは既に地元消防団の活動や、近所の農家との農家レストランの運営に参加している。隣の家に住む高齢の女性が玄関前に野菜を置いてくれたこともあり、改めて美山の魅力を実感。「美山を好きと言ってくれる人を増やしたい」という思いは強まっている。

 「木匠塾」に参加する学生も宿泊できるよう、ゲストハウスを併設することを目指している。数年内のオープンを目指し、現在は壁を塗るなどの作業を進める。一畳分の壁を塗るのに一時間がかかるなど慣れない作業に苦労は尽きないが、「なるべく費用をかけずに地域おこしをし、同様の活動を始める人を増やしたい」と夢を描いている。

 (籔下千晶)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索