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福井市、中核市へ 県議会可決、来年4月移行確実に

 二月の大雪などにより財政難に陥った福井市の中核市移行を巡り、県議会は十四日の本会議で、移行に必要な県の同意議案を賛成多数で可決した。市は県議会の議決を経た県の同意が得られる見通しとなり、近く総務相に中核市指定を申請する。市が目指す来年四月の移行は事実上決まった。

 採決では、最大会派の県会自民党、第二会派の民主・みらいなどの所属議員ら三十三人が賛成した。反対討論に立ったのは佐藤正雄議員(共産党)と細川かをり議員(無所属)の二人。佐藤議員は現段階で同意できない、細川議員は継続審査にすべきだと訴えた。

 市が八月に策定した財政再建計画の見通しが不透明などとして、一部の議員には移行を不安視する声がある。閉会後、西川一誠知事は「計画を実行していく市の決意を、県として全力で応援する。県都にふさわしいまちになってほしい」と述べた。

 市の中核市移行を巡っては県が当初、六月定例県議会での議案提出を予定していた。ただ市の財政悪化が表面化したため、県は行財政改革の必要性を指摘。市は、収支均衡した財政構造の確立と財政調整基金の積み立てなどを盛り込んだ財政再建計画を策定し、県の理解を得た。

 閉会後、東村新一市長は県議会議事堂の会派控室を回り、謝意を伝えた。県議から「頑張れ」と肩をたたかれて激励される場面もあった。林岳宏・福井市未来づくり推進局長は「県の最終的な同意はまだだが、議決は安堵(あんど)した。知事と県議会の理解に感謝している。今後は財政再建に責任を持って取り組んでいく」と話した。

 市は、県の同意を得て、九月中に総務相に中核市指定を申請。十月の閣議決定、政令公布を見込む。

 (山本洋児、片岡典子、尾嶋隆宏)

 

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