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「美浜熟成魚」「塩熟ぶり」などPR

商標使用の契約を交わした(左から)合掌社長、山口町長、松川准教授=美浜町役場で

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 美浜町が申請していた地元の伝統食「美浜熟成魚」「塩熟ぶり」の商標登録が認められ、町と協定を結び、東京の居酒屋で熟成魚などを提供しているファンファンクションなどと、二つの商標の使用を認める契約を交わした。町は、熟成の食文化を生かした加工品を新たなブランドにして売り出す考えだ。

 熟成魚は、マグロなどの大きな魚は寝かせて食べた方がおいしいとして、町の漁村地域で食べられてきた加工品。魚を恒温恒湿の状態で、三日から二週間程度熟成させてできる。塩熟ぶりは、下処理済みの寒ブリに塩をなじませ、二週間熟成させた伝統食。同町日向で正月の神事「板の魚の儀」でしか振る舞われてこなかった。

 商標登録を受け、町はファンファンクションと、その子会社で、町内の加工場で熟成魚と塩熟ぶりを生産する「ふくい食ブランド推進」の二社と商標使用権の許諾契約を結ぶことになった。

 町役場であった調印式では、両社を経営する合掌智宏社長(福井市出身)が「三年前から東京の飲食店で熟成魚と塩熟ぶりを販売しているが評判が良い」とあいさつ。山口治太郎町長は「美浜の漁業振興につながる。生産者に良い影響がある」と期待した。今後はふくい食ブランド推進が卸し、小売販売を始め、塩熟ぶりは十月からお土産品として販売される予定。

 式後、県立大海洋生物資源学部の松川雅仁准教授が、昨年度、同大と町、ふくい食ブランド推進の三者で取り組んだ共同研究「美浜熟成魚の旨味成分の可視化」の成果を報告。熟成するとアミノ酸の数値が三倍になり、それが熟成魚のうまみや、軟らかい歯触りをもたらしていると説明した。

 (大串真理)

 

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