トップ > 福井 > 9月6日の記事一覧 > 記事

ここから本文

福井

住宅倒壊、停電、鉄道運休 台風21号、県内各地で被害

台風21号の暴風でトタン屋根が飛び、電柱が倒れたり折れたりして停電。新しい電柱を設置するなどして未明に復旧した現場=福井市稲津町で

写真

 県内を通過した非常に強い台風21号は五日、北上し温帯低気圧となった。県内では強風の影響で、屋根から転落した男性が重傷となるなど計六人がけがを負った。台風が過ぎ去った青空の下、住宅など九棟の一部が壊れる被害が明らかになり、トタン屋根が飛び散り、倒木が道路をふさぐ中、各地で復旧作業が始まった。

 県などによると、越前市の男性(64)が自宅の屋根を修理している際に転落し、腰の骨を折る重傷。自転車に乗っていた敦賀市の男性(77)は風にあおられ転倒し、左足のけがを負うなど五人が軽傷となった。

 停電は、暴風で電柱が倒れ、延べ一万七千五百十戸に上った。北陸電力と関西電力の両管内の停電は五日午前六時ごろまでに復旧した。

 交通の乱れは続き、JR西日本金沢支社によると、金沢−大阪駅間、金沢−米原駅間で始発から特急二十九本と、北陸線四本、小浜線二本が運休した。ほかの私鉄各線、路線バスは通常運行となった。道路では、高速の北陸道、舞鶴若狭自動車道の規制が解除された。国道と県道の一部区間は復旧作業が続き、規制されている。

 校舎に被害が出て一部で休校となった学校もある。県教委によると、県立の高校十七校と特別支援学校一校で、倒木やガラス戸が割れるなどし、校務員が応急対処した。科学技術高校(福井市)では、敷地内の電柱が倒れて停電し、復旧は八日を見込んでいる。五日午後から七日までを臨時休校とした。

強風で落果したナシを拾う農家=あわら市番堂野で

写真

 農作物被害では、ナシの落果があわら、坂井の両市と若狭町であり、坂井市ではダイコンとニンジンが土砂に埋まった。畜産では、福井市などで牛舎、鶏舎が六棟損壊。漁業では、嶺南で漁船六隻が転覆、十一隻が一部壊れた。小浜市では、いけす二基が損傷した。

 福井国体・全国障害者スポーツ大会(障スポ)の総合開閉会式などで使用する遮音壁二台が倒れた福井市の県営陸上競技場(9・98スタジアム)では、解体・撤去作業が始まり、七日までに完了する見通しだ。県は五日午後三時四十分、福井地方気象台の警報が解除されたことなどから、県災害対策本部を廃止した。

 (青木孝行、清兼千鶴)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索