トップ > 福井 > 8月30日の記事一覧 > 記事

ここから本文

福井

福井市、本年度の雇用率下回る 障害者数、水増し問題

 中央省庁などが雇用する障害者数を水増ししていた問題で、福井市は二十九日、本年度三十八人と計算していた障害者数のうち十人が障害者手帳を持っていなかったと発表した。水増し分を除くと法定雇用率(2・5%)を下回っていた。資料のある二〇一三年度以降では、計十四人の手帳を確認せずに障害者数に算入していた。

 市職員課によると、消防吏員を除く一八年度の正規職員数は千八百八十二人で、三十八人を障害者として算定し、法定雇用率を上回る2・55%と報告していたが、実際には二十八人(2・02%)だった。資料のある一三〜一七年度も、雇用率を満たす三十五〜四十人としていたが、そのうち八〜九人の手帳を確認していなかった。同課によると、職員が長期療養をする前に提出する主治医の診断書や、復職前の産業医や保健師との面談結果をもとに、課員が障害があると判断。手帳の取得は勧めたものの、本人には無断で障害者数に算入していた。

 今年から福井労働局が自治体などに雇用率の報告とともに提出を求めているチェックシートには手帳の有無などを確認したか問う項目もあったが、改めて確認していないのに手帳を確認したとして、提出していた。小寺正樹課長は「過去にチェックしていると思い込んでいた。厚労省のガイドラインの認識不足があり不適切な算定をしていたことをおわびする」と話した。

 同課では、中央省庁などの水増しの報道を受け、二十二日に調査を開始。ただ、その後も本紙など報道機関の取材には「水増しはなく、調査もしていない」と説明していた。小寺課長は「調査をされる側の職員に配慮したため、調査中と言えなかった」と話した。

 (片岡典子)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索