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9教育施設へのヨウ素剤配備、完了 大飯、高浜原発5キロ圏 

学校に配備されたヨウ素剤=おおい町大島小で

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 原発近くの学校などで安定ヨウ素剤の備蓄が進んでいなかった問題で、県は二十二日、関西電力大飯原発(おおい町)と高浜原発(高浜町)の各五キロ圏にある小中学校など全九つの教育施設に、ヨウ素剤の運び込みを終えた。

 県地域医療課などによると、配備を終えたのは、高浜町内が内浦小中学校や高浜保育所など七施設。おおい町内は大島小と大島認定こども園の二施設。幼児や児童、生徒、教職員を含む計千八百五十人分の錠剤とゼリー剤が置かれた。

 ヨウ素剤は、原発事故時に服用することにより甲状腺被ばくを防ぐことができる。原子力規制委員会は、原発五キロ圏の「予防防護措置区域(PAZ)」の学校で「備蓄しておく必要がある」と規定。しかし、福井県は教育施設での備蓄をまったくしておらず、国内の再稼働した五原発が立地する四県(福井、愛媛、佐賀、鹿児島)の中でも対策が遅れていた。七月には住民の不安を伝える本紙の報道もあった。

 県の担当者は「五キロ圏内を先行させた。今後は県内四原発の三十キロ圏内の学校すべてに置けるよう、地元の意向を聞いていく」と話した。県内には敦賀、美浜、大飯、高浜の四原発が立地しており、敦賀と美浜の五キロ圏に教育施設はない。

 (尾嶋隆宏、山谷柾裕)

 

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