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福井

魅力ある本格カフェ 高浜、浜辺から離れ静かな立地

こだわりの古たんすを使ったカウンターで働く杉本さん=高浜町和田で

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 浜茶屋激戦区、高浜町和田の若狭和田海水浴場のにぎやかな浜辺から一本入った路地に、本格的なカフェが今春から通年オープンしている。静かな立地を逆手に取り、若狭高浜観光協会が地域の交流拠点も兼ねて空き店舗を改装。喫茶店立ち上げのプロがマーケティングを委託され、営業している。来年度には、店名「Blue Cafe」ごと、地域の店主に引き継がれる予定だ。

 同店は海水浴場の南東二百メートル、浜から若狭和田駅へ向かう道路沿いにある。民宿が連なる路地との交差点の角で、木のぬくもりあふれる店内が目を引く。テラス席を含む約二十席。ガラス張りの開放的な空間だが、通年営業のため、空調を完備。ひき立てのコーヒーが四百円から楽しめる。

 内装と店の立ち上げを任されたのは、杉本和範さん(39)=小浜市松ケ崎。父明慶さんは小浜市飯盛の飯盛寺住職で、自身は神戸市の大学を卒業後、名古屋市の糖尿病患者やダイエット向けのパン製造会社で、カフェの立ち上げを担当する部署に所属した。激務に疲れ七年前に帰郷したところ、カフェなどの飲食店立ち上げの相談が舞い込むようになり、フリーで手伝うように。タイ料理店「ちぐさバル ぼんくら」=小浜市千種、喫茶店「グリーンカフェ」=小浜市小浜酒井=などを手掛けた。今回は、内装デザインと一年間の試験営業、マーケティングを請け負った。

 駅から歩いてくるのは外国人客が多いことから、まずその心をつかもうと、若狭町の熊川宿から廃品の古たんすを持ち込み、カウンターに利用した。「会話に花を咲かせる喫茶店はカウンターが命。浜から離れているので、テークアウトが中心になってしまうことも予想し、カウンターは店作りにおいて一層重要だと思った」と“さすらいのマスター”を自任する杉本さん。

 しかし、フタを開けてみれば、近隣の民宿の連泊客が遅めの朝食を食べにくるなど、居心地のよい空間が、がっちりと観光客の心をつかんだ。友人二人と訪れた京都市の専門学校一年、久保瑞香さん(18)は「外観がおしゃれだったので入ってみた」と話した。

明るく、開放感あふれる店内=高浜町和田で

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 営業は午前十一時〜午後五時。月曜、第四日曜定休だが、今月二十六日は営業する。

 (山谷柾裕)

 

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