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敦賀気比、全員で攻めきった

◆木更津総合10−1敦賀気比

 第百回全国高校野球選手権記念大会六日目の十日、三年ぶりに出場した敦賀気比は木更津総合(東千葉)に1−10で敗れた。夏の甲子園で県勢は、三年連続の初戦敗退となった。敦賀気比は先発のエース木下元秀投手が、四回に連続四死球から無死満塁とされ、中犠飛で先制を許した。六回には押し出し死球の後、走者一掃の三塁打を浴びるなどし、6点を失った。打線は六回に阪口竜暉選手の中前適時打で1点を返し、以降は毎回走者を出したが、後続が倒れた。

◆坂井投手、夢舞台で諦めず力投

木更津総合−敦賀気比 2番手で登板、力投する敦賀気比・坂井投手=甲子園球場で

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 六回1死一塁。0−6とリードされた場面で、坂井翔投手がマウンドに上がったが、相手に傾いた流れを止めることはできない。打者五人を相手に1点を許す。その回で交代したが、一度は遠のいていた夢舞台で、力強く投げ抜いた。

 夏の県大会を前に、「引退試合」に登板していた。

 昨冬はレギュラーメンバーとして練習していたが、今春の県大会前の練習試合で結果を出せず、メンバー外に。メンバー外の三年生の「引退試合」である六月の練習試合が、最後の登板になるはずだった。「最後だと思って楽しんで投げた」ところ、力のある直球とフォークで三振を奪い、2回を投げて無失点。東監督の目に留まり、急きょメンバーに昇格した。

 背番号20で起用された夏の県大会で五試合に登板し、自責点0。一躍、チームのリリーフ投手として、なくてはならない存在になった。メンバーを外れた後も、懸垂やダンベルで腕の筋力を鍛え、球速が上がっていた。

 「先発投手が安心して託せる投手になりたい」と臨んだ最初で最後の甲子園では、思い描いた通りとはいかなかった。ただ試合後、「悔しい」と話しながらも、その目に涙はない。「最後まで諦めなかった」。今後の人生の指針をつかんだことは、大きな勝利だった。

 (籔下千晶)

◆良いリズム乗れず 

 <東哲平監督の話> ちぐはぐなところがあった。良いリズムに乗れず、打線につながりがなかった。相手先発投手は力を入れるときは入れて、抜くところは抜いていた。低めの変化球を見極めろという指示は出していたけど、捉えきれなかった。

◆相手の球、予想以上

 <杉森圭輔主将の話> 相手投手は、球の伸びやキレが予想以上に良かった。後半は狙い球が絞られてしまい、守り切れなかった。チーム最初の安打は、主将としてチームを勢いづけるため、初球からスイングすると決めていた。打ててうれしかった。

◆今春誕生のチア部、笑顔と元気送った

踊りで応援を盛り上げるチアリーディング部のメンバーたち=甲子園球場で

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 今春、同校に誕生したチアリーディング部も踊りで応援を盛り上げた。

 一年生十三人が加わり、同好会から正式な部活に。週四日、午後六時過ぎまで練習を重ねた。応援歌十五曲に対して、踊りは十種類。多くが先輩から指導される。部長の中野空さん(三年)は「入ったばかりの一年生は覚えるのが大変だった」と振り返る。

 応援席に集まった部員二十三人はポンポンを掲げ、息の合った動きを見せた。劣勢となっても笑顔で元気よく、最後までナインの背中を押した。

 

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