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コウノトリの繁殖祈願 越前市白山神社

コウノトリの産卵やひな誕生を願う関係者らをはらい清める神職=越前市の白山神社で

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 国の特別天然記念物コウノトリが飼育され、野外にも生息している越前市白山地区で二日、繁殖期に差し掛かったコウノトリの産卵とひな誕生、成育を願う祈願祭が営まれた。

 地区では、中野町のケージで雄「ふっくん」と雌「さっちゃん」のペア、菖蒲谷町のケージで雄「ゆうきくん」が飼育されている。ゆうきくんのケージの上には野外ペアの雄「みほとくん」と雌「ゆきちゃん」が営巣。越前市で放鳥されたゆうきくんの妹「ゆめちゃん」も地区に戻っている。

 昨年に続いて二回目の祈願祭は、この六羽を対象に、二階堂町の白山神社で営まれた。地元の「水辺と生き物を守る農家と市民の会」(水辺の会)や「コウノトリ育む会」のメンバー、県と市の職員ら十五人が参加。神職が祝詞を奏上し、関係者らが玉串をささげた。

 水辺の会の恒本明勇(あきお)会長は「コウノトリを呼び戻す十年以上の活動で、コウノトリと共生する地域社会がつくれてきた。これからもコウノトリと人間が住みやすい地域を目指したい」とあいさつした。

 ふっくん、さっちゃんペアは、ひなが誕生しない無精卵の産卵が続いている。関係者によると、今冬は交尾に影響していたとみられる片側の羽根を切らずに越冬し、すでに交尾を確認している。野外ペアのうち、「ゆきちゃん」は消息不明が続いている。

◆死因、体力低下か 2月発見の雄

 越前市安養寺町で二月十九日に死んでいるのが見つかったコウノトリについて、県は二日、寄生虫による消化障害などの体力低下が死因と推定されると発表した。

 県自然環境課によると、岐阜大に解剖を依頼した。左翼に骨折があり、小腸に寄生虫による潰瘍があった。

 コウノトリは一歳未満の雄。個体識別のための足輪がなく、大陸から飛来してきたとみられる。

 (山内道朗)

 

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