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1週間ぶり、感謝も集めた 福井・社西地区、ごみ収集車に同行

積雪の影響でごみ収集車が入れない路地へ一回り小さいトラックで入り、ごみを収集する職員たち=福井市運動公園3で

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 福井市は14日、前日は積雪による道路事情でごみ収集ができなかった地域で収集作業を実施した。1週間ぶりの回収となった社西地区のごみ収集に同行すると、細かな生活道路にはまだ雪が残り、通常に戻るまでにはまだ時間がかかると実感した。

 午前八時四十五分、市収集資源センター(南江守町)からごみ収集車七台と二トントラック、軽トラック各二台に職員ら計二十二人が乗り込み、各地に向かった。

 センターから約五キロ離れた社西地区には、収集車と二トントラック、軽トラックの計三台が向かった。地区までの道の両側には雪が残っていて道幅が狭く、対向車と擦れ違うためにその都度、停車した。通勤などの車列にも巻き込まれ、普段は十五分ほどで到着するが、この日地区に入ったのは午前十時過ぎだった。

 地区には二十一カ所のごみステーションがあるが、雪で収集車が入れない場所があるため、収集車をショッピングセンターに止めておき、二台のトラックでごみを回収して収集車まで往復する方式に。トラックでも道路にはシャーベット状の雪が残っていたり、除雪車が作業をしていたりしていたため、迂回(うかい)する場面も目立った。

 山本和彦さん(46)ら職員たちは「いつもより重さも量も二倍はある」「袋が破けないように丁寧にな」などと言葉を交わしながら、手際良くごみ袋を荷台に乗せていった。トラックが近づくことができないステーションでは、片手に二つずつごみ袋を持ち、白い息をはきながら三十メートルほどを小走りで運んだ。

 普段と勝手が違い、回収作業を始めてから一時間ほどで職員たちの表情には疲れがにじんだが「来てくれるとは思わなかった」「ここまで来てくれてありがとう」と市民が感謝を伝えると、笑顔が戻った。

 美容院「DILGA ワッセ店」=同市久喜津町=の酒井美由紀店長(31)は「店内にあった十袋分のごみを捨てられた。雪道の中を来てくれて感謝しかない」。職員の武沢政彰さん(44)は「収集が遅れたのに優しい言葉をかけてもらい、励みになる」と話した。

 通常のごみ収集作業は昼すぎには終わるが、この日は陽が落ちても続いた。同センターの小林巳津雄場長は「職員の疲れが心配だが、市民生活のために頑張らないと」と気持ちを引き締めていた。

 (小川祥)

 

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