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雪解かす県外の支援 嶺北、自治体協定生きる

 記録的な大雪となった嶺北地域に、県外の自治体から支援が相次いでいる。十四日には長野県から除雪の支援隊が到着。災害時に協力し合うために、あらかじめ自治体同士で結んでいた応援協定が、県境を越えた助け合いを後押ししている。

 「除雪の支援や応援の申し出をいただき、心強かった」。あわら市の山口富美夫安全対策室長は感謝した。

 七日から十一日にかけて、長野県茅野市から派遣された職員ら五人と除雪車が市道で作業した。新潟県妙高市からも問い合わせがあり「除雪する能力が手いっぱいだ」と答えると、除雪車が駆け付けた。

 災害時の応援協定は、都市間交流が発展して締結につながったものや、複数の自治体でグループをつくって結ぶケースがある。協定を結んでいなくても、自治体が声を掛け合って支援する場合もあり、勝山市には岡山県総社市から軽油四千リットルが届いた。勝山市の上出康弘総務部長は「除雪車の燃料はなくなる寸前だった。本当にありがたかった」と話す。

 県危機対策・防災課の担当者は「東日本大震災のような大きな災害はいつ、どこであるか分からない。一つの県でできることは限られる」と、広域の自治体で助け合う意義を強調する。

 支援の打診があったものの、大雪や雪害の特徴を踏まえて辞退したケースもあった。坂井市には宮崎県延岡市から問い合わせがあったが「移動が大変。除雪の重機やノウハウを持っていないだろう」と判断し、受け入れを見送った。

 福井市には熊本や新潟、川崎の各市などから支援の申し出があった。応援協定は主に食料や水などの物資の支援を想定しており「主に困っているのは除雪。道路が寸断される地震とは異なり、雪がなくなれば物流は戻る」として辞退した。

 越前市には滋賀県栗東市など県外五市から支援の申し出があった。物資などは足りるため辞退したが災害寄付金への協力を呼び掛けるホームページ(HP)を各市のHPで紹介するよう依頼した。

 (取材班)

 

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