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「小柴御守」を復活 足羽神社で1日から

交通安全を祈願する「小柴守」と馬来田宮司=福井市の足羽神社で

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 明治維新から今年で百五十年となるのを機に、足羽神社(福井市足羽一)は、江戸時代後期から明治時代にかけて配っていた交通安全のお守り「小柴御守(こしばのおんまもり)」を復活させ、一日から授与を始める。第六十代宮司の馬来田善敬(まくたよしもり)さん(51)は「車の運転だけではなく、無事に家に帰れるようにとの思いを込めた」と話す。

 同神社は千五百年以上前に創立され、土地や旅行の神「阿須波神(あすわのかみ)」がまつられている。馬来田宮司によると、江戸時代には神にささげる「玉串」のサカキの葉を旅の安全を祈る「小柴御守」として、参勤交代や伊勢参りの際に身に着ける風習があった。授与が途絶えた経緯は不明という。

 馬来田宮司が復活を決めたのは、三年前。幕末の福井藩主松平春嶽の甲冑(かっちゅう)を入れた「鎧櫃(よろいびつ)」のふたの裏に張り付けてあるのが見つかったことがきっかけだった。

 現在確認されている「小柴御守」は、春嶽ゆかりのものも含め福井市立郷土歴史博物館に二点、足羽神社に一点の計三点だけ。これらを参考にして、明治百五十年の節目に向けて準備を進めてきた。

 復活させたお守りは、参拝者が親しみやすいように「小柴守(こしばのまもり)」とし、縦九センチ、横四センチと一回り小さくした。同神社に生えているサカキ一葉を包んだ越前和紙製の奉書に、馬来田宮司が「往来無難」と手書きして神社の印が押してある。一つ千円で授与する。

 馬来田宮司は「身の安全のため、かばんに入れるなどして常に身に着けてほしい」と話す。

 (籔下千晶)

 

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