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駅の待合所、試験的に活用 福工大生が椅子展示

多目的待合所に椅子を展示する川堺さん(右)ら=福井市の田原町駅で

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 福井市は十二日、田原町駅の敷地内に建てた多目的待合所の一般利用を本年度中に始めるのを前に、試験的な活用を始めた。利用者の意見などを一般利用に生かすためで、第一弾として福井工業大環境情報学部の学生らが、制作した椅子などを二十一日まで展示する。

 市は地域住民らと協議会をつくり、福井鉄道とえちぜん鉄道が結節する田原町駅を拠点に、音楽や芸術で地域を活性化しようと二〇一四年から整備を進めている。待合所は市民のイベント開催などにも使ってもらう計画だ。

 市が一般利用に備えてモニターを探していたところ、協議会のメンバーが展示会場を探していた同大を紹介した。

 同学部の講義で学生らが制作した三脚の椅子十六点を展示。座面はドーナツをかたどるなど学生が自由にデザインした。警備の都合などから待合所の中に入って鑑賞することはできないが、ガラス張りの建物の外から眺めることができる。

 椅子を作った同大大学院工学研究科の川堺翔二さん(23)は「多くの人に作品を見てもらえる場所が身近にあると、今後も自分の作品を学外に発表しやすくなる」と喜ぶ。椅子は百五十〜百八十センチのスタンドに掛けるなどし、車窓からも見やすいよう展示方法も工夫したという。

 二十一日夕には、待合所を開放し、同学部の学生が卒業制作した空間アートの作品を展示する。

 市は試験利用として、十二月に福井街角放送によるラジオ収録なども検討している。新幹線推進室の担当者は「利用した人の意見を聞き、使いやすい施設にできれば」と話している。

 (片岡典子)

 

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