トップ > 福井 > 10月8日の記事一覧 > 記事

ここから本文

福井

製造業の景況、改善続く 9月の北陸、2・四半期連続

 日銀金沢支店が発表した九月の北陸三県の企業短期経済観測調査(短観)によると、製造業の業況判断指数(DI)は、前回の六月調査から三ポイント改善のプラス一七と二・四半期連続で改善し、二〇一四年三月調査(プラス二〇)に次ぐ水準に上昇した。電気機械などの好調さが追い風となった。

 一方、非製造業は夏の天候不順に見舞われた小売りや宿泊・飲食サービスなどが苦戦し、六ポイント悪化のプラス三。この結果、全産業は二ポイント下落のプラス九で、二・四半期ぶりに悪化した。支店の担当者は全産業のDIについて「リーマン・ショック前のピークだった〇六年十二月調査(プラス七)を上回る水準を維持しており、業況感は良い」と話している。

 業況判断DIは業界の景況が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と答えた企業割合を差し引いた値。

 製造業は、電気機械がスマートフォンや自動車向けの需要が拡大。はん用・生産用・業務用機械が工作機械を中心に好調で、ともに堅調な海外需要に支えられた。北陸新幹線など主に公共工事で建設需要が伸びたことから、鉄鋼や窯業・土石製品も受注を増やした。

 非製造業は、夏に降水量が多かった影響で小売りはエアコンやアイスクリームなどが振るわず、宿泊・飲食サービスも飲食を中心に客足が鈍った。人材確保に追われる運輸は人件費の上昇が収益を圧迫。業績の良い情報通信、広告や警備の対事業所サービスも人手不足で景況感を下げた。

 三カ月後の先行きは全産業が三ポイント下落のプラス六と一段と悪化する。製造業は四ポイント悪化のプラス一三と落ち込み、非製造業は三ポイント下げてゼロを見込む。調査は三県の三百四十八社を対象に八月二十九日〜九月二十九日に実施し、全社が答えた。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

選挙関連の記事は

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索