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福井−東京間1時間52分 県試算、北陸・中京新幹線完成で

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 西川一誠知事は二日開かれた中部圏知事会議で、敦賀−名古屋間を結ぶ北陸・中京新幹線が完成した場合、福井−東京間の所要時間は一時間五十二分と、現在の北陸新幹線利用より一時間半短縮されるとの試算を明らかにした。二〇二七年のリニア中央新幹線名古屋開業後、北陸・中京新幹線も開通すれば、福井が北陸三県で最も東京に近くなる。

 県新幹線建設推進課によると、試算は北陸・中京新幹線を敦賀−米原間で整備したと想定。米原−名古屋間は東海道新幹線に乗り入れ、名古屋からはリニアに乗り換えるとした。

 所要時間の最短は福井の一時間五十二分。金沢は二時間十六分、富山は二時間三十六分となった。北陸新幹線で東京に向かうケースと比較すると、名古屋で乗り換えが生じても福井と金沢は到着時間が早まる。

 ただ、実現には課題もある。北陸・中京新幹線は、東海道新幹線への乗り入れや建設距離で、北陸新幹線の敦賀以西ルートで候補となった米原案と共通点を持つ。

 米原案は着工条件の一つ、費用対効果が2・2と公共事業着手の目安となる1を上回ったが、これは関西方面の流動を見込んだ数字。小浜−京都ルートの整備で費用対効果の低下は避けられない。

 県幹部は「福井と金沢の乗降客が南回りに移れば、1を超える可能性がある」と説明する。過密ダイヤといわれる東海道新幹線への乗り入れ可否も検討が必要だ。

 国土交通省は、北陸新幹線の全線開業を四六年度と想定している。北陸・中京新幹線は基本計画から整備計画への格上げが必要なため、開業はこれ以降になると見込まれる。

 基本計画路線を巡っては、与党検討委員会が昨年十二月、整備計画化に向けた検討に言及。本年度の政府予算には、調査費などとして二億八千万円が計上された。

 (山本洋児)

 <北陸・中京新幹線> 敦賀−名古屋間を結ぶ50キロ。1973(昭和48)年、整備計画の前段に当たる基本計画に位置付けられた。敦賀−名古屋間は直線距離で90キロあるため、一部は東海道新幹線を利用するとみられる。北陸新幹線の敦賀以西ルートで候補だった米原案と建設距離が同じ。国土交通省によると、米原案の建設費は5900億円。

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