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温暖化や汚染対策、国連目標達成困難 報告書、政策転換求める

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 地球温暖化やプラスチックごみの海洋汚染など世界の環境劣化に歯止めがかからず、このままでは国連の持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定の目標の達成がおぼつかないと評価した報告書を国連がまとめたことが、明らかになった。

 「良好な地球環境が経済的繁栄や人間の健康と幸福の基盤である」と指摘、政策を抜本的に転換し、あらゆる面で環境配慮を徹底するよう各国に求めている。各国の環境相らが参加して三月、ナイロビで開く第四回国連環境総会で発表する。

 国連がまとめたのは「地球環境概況第六次報告書」。今後の人口の伸びやエネルギーと食料の需要増を考えると「新たな政策がなければ環境悪化は今後も急速に進む」と予測した。環境を傷つけずに世界の人々の生活水準向上を目指すSDGsや、環境関連の他の国際目標は「達成できない」と結論付けた。

 温暖化でも厳しい評価を示した。パリ協定は産業革命以来の気温上昇を二度未満に抑えることを目指すが各国が掲げる温室効果ガスの削減目標の水準は「達成に必要な削減量の三分の一でしかない」と分析した。

 プラスチックごみによる汚染はほぼ全ての海域に広がり、漁業や観光業、人間の健康などに悪影響をもたらしていると警告。絶滅危惧種の数が増え、一九七〇〜二〇一四年に脊椎動物の数が60%も減ったと推定されるなど、生物多様性の損失も深刻だと指摘した。

 

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