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岐阜の豚コレラ、国内初のウイルス型 海外由来か

 岐阜市内の養豚場の豚が家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染した問題で、検出されたウイルスの遺伝子情報を分析したところ、国内では初確認となるタイプと判明したことが、国の検査機関への取材で分かった。海外から侵入したとみられ、農林水産省と岐阜県は感染経路の特定を急いでいる。

 最終的な感染を確認した国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(茨城県つくば市)によると、豚コレラウイルスは遺伝子の塩基配列の違いで複数のタイプがある。今回の豚から検出されたウイルスの遺伝子を、過去に国内で発症した豚のウイルスや、使用ワクチンと比較すると、配列が明らかに異なったという。

 同機構の担当者は今回のウイルスについて「海外由来と考えられる」と指摘。病原性の強さなど性質をより詳細に調べるとともに、海外で発生したウイルスの情報を精査し関連を調べる。

 国内で豚コレラは一八八八年に初めて北海道で確認されて以降、各地で被害を出してきた。ただ、一九六九年にワクチンが開発されると発生は激減。九二年の熊本県を最後に感染が確認された例はなく、二〇〇七年に根絶が宣言された。

 ただ、農水省によると、海外では近年、アジアなどを中心に広く発生。一六年以降では中国、韓国、ロシアなどで報告されている。

 一方、岐阜県によると、問題の養豚場と同じ堆肥センターや食肉処理施設などを利用する十三農場の豚二百十六頭を遺伝子検査した結果、全て陰性だった。

 

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