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北海道で震度7 5人死亡、4人心肺停止

地震による大規模な土砂崩れで、複数の住宅がのみ込まれた現場=6日午前11時22分、北海道厚真町で、本社ヘリ「まなづる」から(布藤哲矢撮影)

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 六日午前三時八分ごろ、北海道で地震があり、厚真(あつま)町で震度7を観測した。土砂崩れや家屋の倒壊が相次いだ。警察庁によると、厚真町で三人、むかわ町と新ひだか町でそれぞれ一人の計五人が死亡し、札幌市などで四人が心肺停止となった。

 北海道は厚真町で二十八人が安否不明で、道内のけが人は三百人以上、六千人以上が避難したことを明らかにした。建物被害は全壊が二十八棟、半壊が二十棟。

 道内全ての約二百九十五万戸が停電した。一部地域で復旧したが、管内全域の復旧には少なくとも一週間かかる見通しで、市民生活に深刻な影響が出ている。

 気象庁によると、震源地は胆振(いぶり)地方中東部で、震源の深さは三七キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・7と推定される。余震とみられる地震も相次いだ。気象庁は「平成三十年北海道胆振東部地震」と命名した。

 国内で震度7が観測されたのは二〇一六年の熊本地震以来で六回目。道内では初めて。気象庁は「一週間ほどは震度6強程度の地震に気を付ける必要がある」とした。

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 むかわ町で亡くなったのは八十代の男性とみられ、たんすの下敷きになっている状態で見つかった。厚真町の三人は七十代の男性といずれも八十代の男女の可能性がある。心肺停止は厚真町三人、札幌市一人。道警や消防、自衛隊などは家屋二十棟以上が土砂崩れで倒壊した厚真町で住民の救助活動を夜通し続けた。

 道内全ての火力発電所が停止したため、全戸が一時停電。一九九五年の阪神大震災の約二百六十万戸を超える規模で、患者の受け入れを一時停止する病院もあった。

 新千歳空港は、停電や天井の落下などのため、終日閉鎖され、二百便超が欠航となった。七日の再開を目指すという。函館や旭川空港は運用されている。鉄道は北海道新幹線を含め、道内全ての路線が運転を見合わせた。

 北海道泊村にあり、停止中だった北海道電力泊原発は外部電源が一時喪失した。1〜3号機の原子炉に核燃料はなく、非常用電源で使用済み核燃料プールを冷却した。

 

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