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高潮の条件重なり浸水 関西空港

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 台風21号による高潮で航空機の駐機場やターミナルビルの地下に浸水の被害が出た関西空港。満潮に向けて大阪湾の潮位が上がる中、台風接近による気圧の低下が海面をさらに押し上げ、猛烈な風と相まって高潮となったとみられる。

 気象庁によると、風が海岸や島に向かって吹くと海水が吹き寄せられ、海面が上昇する。風の威力はすさまじく、上昇幅は風速の2乗に比例。つまり、風速が2倍になれば上昇幅は4倍になる。

 さらに低気圧である台風が接近すると、周辺の気圧が低くなり、海面が持ち上がる。ストローを吸うと、ジュースが上がることに似ている。外洋では気圧が1ヘクトパスカル低いと海面が1センチ上昇するとされる。950ヘクトパスカルの台風の真下では、気圧低下だけで海面が通常よりおおむね50センチ上昇することになる。

 関空は4日午前7時59分が干潮だった。その後、潮位は上昇に転じ満潮は午後5時17分だった。一方、台風は正午ごろに徳島県南部に上陸し、午後1時ごろには淡路島付近を通って北上を続けた。中心気圧は正午時点で950ヘクトパスカル、午後1時から2時にかけては955ヘクトパスカルだった。

 台風は反時計回りの渦のため進行方向の右側で風や波が強くなる傾向がある。関空では午後1時47分に46・5メートルの最大風速、午後1時38分に58・1メートルの最大瞬間風速を観測。いずれも南南西の風だった。

 

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