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名大病院、てんかん診療拠点に

 てんかん医療の充実を図るため、愛知県は、名古屋大病院(名古屋市昭和区)を「てんかん診療拠点機関」に指定し、患者や家族を総合的に支援する体制の整備に乗り出す。厚生労働省のモデル事業の一環で、十一月にも東海三県で初の指定を目指す。

 てんかんは、大脳の神経細胞の過剰反応が原因で手足の激しい震えや意識障害を伴う「てんかん発作」を繰り返す病気。年齢に限らず千人に五〜八人がかかるとされる。

 薬や外科治療で発作を抑え、通常の社会生活を送れる場合も多いが、小児科や脳神経外科、精神科など複数の診療科に分かれるため、患者や家族にとって受診先が分かりづらいのが難点だった。

 治療に関する公的な相談窓口もこれまではなかった。

 拠点機関に指定する名大病院には、高度なてんかん医療を担う専門グループがある。県は、同病院に医師や保健所、患者団体の関係者らを交えた協議会を設け、相談支援体制の確立や医療従事者向けの研修、市民講座などでの啓発を図る。患者が日常的に治療を受ける病院や診療所などの医療機関と連携するネットワークも整備し、地域で安心して暮らせるよう後押しする。

 県は、二十一日開会の県議会九月定例会に提出する一般会計補正予算案に事務経費など百万円を盛り込む方針。事業運営には国の補助金も活用する。

 厚労省のモデル事業は二〇一五年度に始まり、静岡や神奈川、岡山など八県で拠点機関が指定されている。

 

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