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岐阜の病院、5人目死者 新患者の受け入れ停止

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 岐阜市一番町の「Y&M藤掛第一病院」で八十代の入院患者四人が相次いで死亡した問題で、入院していた別の男性患者(84)が二十八日午後六時四十分ごろに死亡していたことが分かった。岐阜県警が二十九日、発表した。同病院の死者は五人となった。また岐阜市保健所は同日、エアコンの修理が終わるまで、新たな患者を受け入れないよう指示した。病院側は、修理の完了は九月十日になるとの見通しを示したという。

 県警は、死亡した患者らの司法解剖に着手。熱中症になった可能性もあるとみて、結果を踏まえ、業務上過失致死の疑いを視野に捜査方針を検討する。

 保健所によると、五階建て同病院はエアコンが故障した三階に八つ、四階に六つの病室がある。それぞれ一〜五人部屋。二十九日に二回目の立ち入り検査をした際、当初は両階でまだ数人がとどまっていたが、病院側は同日中にエアコンの効く別の階などに移動させた。一人は他の医療機関に転院し、現在は全体で四十数人の患者がいる。

 県警によると、新たに死亡が確認された男性は二十四日に入院し、当初はエアコンが故障している三階の病室に入った。最初の四人が死亡した後の二十七日中にエアコンが作動している二階の病室に移ったが、同室で死亡した。

 二十八日午後八時四十分ごろ、この男性の成年後見人を務める男性(52)が岐阜中署を訪れ「不審に思ったので相談に来た」と届け出た。同時点で病院から県警に連絡はなかったという。

 保健所によると、三階と四階のエアコンは一括制御され、各部屋の天井に吹き出し口がある形だが、二十日に故障。県警によると、二十六日午後八時四十分ごろ〜二十七日午前十一時四十分ごろ、両階の別々の部屋にいた八十三〜八十五歳の入院患者の男女四人が、相次いで死亡していた。

 

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