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スルガ銀会長が辞任へ シェアハウス不適切融資で引責

岡野光喜会長

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 スルガ銀行の岡野光喜会長(73)が、シェアハウス投資を巡る不適切融資問題で引責辞任する意向を固めた。創業家出身で三十年以上トップに君臨してきた。早ければ九月中にも辞任する見通しだ。実態解明を進める第三者委員会や立ち入り検査中の金融庁は、企業統治の欠如を重く見ており、経営責任の明確化が避けられないと判断した。

 不適切融資は、営業部門責任者だった元専務執行役員が主導。預金残高の水増しなどで審査基準をクリアする仕組みを構築し、無条件に承認させていた。岡野氏が率いる取締役会は営業部門の暴走を防げず、多額の損失を招いた。

 第三者委は八月末にも調査報告書をまとめる。今春から検査してきた金融庁も九月以降に一部業務停止命令を出す方向で検討中だ。経営体制の刷新は不可避で、米山明広社長(52)ら幹部の進退も今後詰める。

 スルガ銀は地方銀行で屈指の利益率を誇り、法人向け融資から個人向け融資にかじを切った岡野氏は、金融界の「異端児」「風雲児」の異名を取った。利益の源泉となったのが不動産向け融資だが、シェアハウスだけでなく、アパートやマンションでも不適切な融資が発覚している。

 岡野氏は六月二十八日の定時株主総会で「金融庁検査と第三者委の調査を踏まえて厳しく責任を取る」と言及していた。

 

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