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<出発進行> 地下鉄東山線(4)

藤が丘方面(後方)に向かう地下鉄東山線=名古屋市名東区で(ミニチュア模型のように撮影できるレンズを使用)

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◆田畑変貌 住みたい街に

 東へ向かう地下鉄東山線は、一社(名古屋市名東区)を過ぎると地上に出る。

 沿線にはマンションが林立。終点の藤が丘(同区)は、不動産会社が公表する「住みたい街」ランキング上位の常連である。商業施設が充実。都心へ向かう電車の始発で「たいてい座れる」のも人気の理由という。

 地下鉄開業以前の高度経済成長期のころ、一帯には田畑が広がっていた。地主たちは宅地開発を決意。四つの土地区画整理組合が一九六六(昭和四十一)年、線路や車庫の用地を名古屋市に寄付し、地下より経費が安い地上高架式が可能になった。六九年、星ケ丘−藤が丘(当時は藤ケ丘)間が開業。翌七〇年、藤が丘周辺の人口は六五年の二倍以上になった。

 商店街で会った主婦尾畑泰子さん(76)は、七二年から近くの団地に住む。「買い物はほぼ、地元で済む。越してきたころは何もなかったけどね」と語る。名東区の人口増加は、今も市内屈指。駅前の新築マンションのベランダには「モデルルーム公開中」という横断幕が掲げられていた。

 (文・塚田真裕、写真・布藤哲矢)

 

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